macOS Big Sur アップデートに伴う「ノートン 360」不具合への対応方法

Big Sur へのアップデートを「ノートン 360」がスムーズにさせてくれなかった。

macOS Big Sur の配信が始まったので、早速 Catalina からアップデートしました。

その結果、Catalina 時代では問題なく使用できていたノートン 360 が急に機能しなくなってしまったので、その対応に追われることになりました。

備忘録として。

目次

Big Sur に アップデートした直後ノートン 360 がなんか機能しない件

無事 Big Sur へのアップデートが完了し、「UI がこんな感じに変わったやで〜w」みたいな記事用のスクリーンショットを撮影しようとした刹那、画面右下に急遽割り込んできたこの画面。

「リスクにさらされています!」じゃないんだよ、「リスクにさらされています!」じゃあ。

突然出てきた「リスクにさらされています!」先輩

明らかに文字がボタンからはみ出しているあたりイマイチ緊張感に欠けますが、黄色いボタンを押して解決を試みようとします。

その後表示された指示に沿って操作を続けていった結果、ここでつまづくことになりました。

つまづきポイント

このメッセージは要するに「ノートン 360 があなたの Mac を検査するためにアクセス許可を出せ」ということ。

macOS は、世界に蔓延るよろしくないアプリケーションや攻撃者が勝手に OS 内の重要な設定を変更することができないようデフォルトで設定されています。

Norton 360 を含むセキュリティソフトにはその性質上、OS 内のありとあらゆるところを総回診してもらう必要があるので、Catalina 時代にインストールした際、この設定は既に許可を出して終えていたはずでした。

OS がアップデートされたからリセットされたんでしょうか。OK。わかった。許可しよう ([いますぐ開く] ボタンポチー)。

で、次に出てきたのがこの画面。

最初のつまづきポイントの続き

……急に英語になりましたが、要するに [許可する] ボタンが出てくるからそれを押せという指示。

でもね、ないんですよ。許可するためのボタン。

指示と出てくる画面とがあべこべ

詰みましたw

何度やってもここから先に進めなかったので、サポートに連絡することに。

なんとかしてライブアップデートができれば解決できる

サポート「既に Norton は Big Sur に対応しています。ライブアップデートを実行してください」

ワイ「いや、できひんのよ」

ライブアップデートをそもそも選択できない。

サポート「では、Mac を再起動してもう一度試してみてください」

ワイ「わかったやで」

再起動すると、もう一度画面右下に警告のポップアップが表示されました。でも、そいつは罠です。それをクリックすると再び今ボクがたどってきたような流れとなり、存在しないボタンを押せと言われて詰みます。詰みました。

ここで慌てず騒がず落ち着いて、「マイノートン」を開き、「ライブアップデート」を実行してください。

しばらくすると今度はノートン 360 側から直接 Mac の再起動を求められるので、言われた通り再起動しましょう。


サポート「ライブアップデートが完了したら、再度右下に通知されるポップアップから解決のプロセスを辿ってみてください」

その結果、これまでとは違う「ネットワーク監視」に関する設定画面が表示されました。この画面に指示された通りに設定すると、無事ノートン 360 を再び機能させることができました。

ちなみに、この設定が完了すると急に設定画面が消えます。設定が途中でクラッシュしちゃったんじゃないかって不安になるレベルに UI がゴミ。

OS の大型アップデートは落ち着いてからでもええんやで

OS のアップデートって何かしらの不具合がついて回るのが世の常なので、結構様子見する人が多かったりするんですが、同時にセキュリティが高まっていたり (建前) 新しい機能やインターフェースに触れたい (本音) といったところがあるのでボクは気にせず配信された瞬間にアップデートしています。

これは Windows だろうが iOS だろうがどれでも変わらずそうですね。なんだかんだ幸いなことにこれまで新しい OS にアップデートしたところで不具合らしい不具合には遭遇したことがありませんでした。

今回は記憶している限り、初めて大型アップデートに伴う不具合に遭遇した形になります。こういうこともあるんだなーっていう貴重な経験ができたとなーと感じた反面、やっぱり面倒くさいんだなーって感じた部分もあります。

Apple Silicon M1 もこんな感じの不具合が続くんやろなーというところで、仕事道具として使うにはちょっと様子見しておいた方がいいよーという前回の記事の内容の意味をそれとなくお伝えできた事例になったんじゃないかなと思います。

ちなみに、Apple Silicon へのノートン 360 の対応具合についてついでにサポートに聞いてみましたが、まだサポートもこれに関する情報を特に持っていないようです (2020 年 11 月 13 日現在)。

当面はセキュリティソフトなしの丸腰での運用になりそうな予感。

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