ブレイデッドソロループはオワコン?
ブレイデッドソロループは最高だが寿命が短い
Apple Watch の購入時、実は一番悩むのが「バンド選び」説。あると思います。
バンドは Apple 純正以外にも色々な選択肢があるけれど、やっぱり純正を選びたいのが Apple 信者の性。とはいえ Apple 純正はカジュアル寄りなバンドが多くてなかなか選びづらかったりするんですよね。
そんな感じで以前ボクはフォーマルにも使えるし、PC 利用に全く支障をきたさないブレイデッドソロループを使っていました。そこで、ブレイデッドソロループ使用歴 1 年のボクはこう言いました。
あー、ブレイデッドソロループは着けやすいし着け心地もいいし最高だなあ。
実際ブレイデッドソロループの使い勝手は最高で、過去にはこんな絶賛記事をアップロードしているほどです。
ブレイデッドソロループの何よりも優れているところは、PC 利用中に全くキーボードに干渉しないところなんですよね。
仕事で PC を使う方なら一度は腕時計のバックルが PC と触れ合って「カチ……カチ……」となることにストレスを覚えたことがあるのではないでしょうか。
腕時計特有のバックルがブレイデッドソロループにはありません。そのため腕時計をつけているにもかかわらず、PC に対して全く引っかかりがないのです。あー、神。
ところがブレイデッドソロループを使用し始めて 1 年と 1 カ月目。突然異変が起こりました。この時のボク、このように言いました。
あー、なんかブレイデッドソロループが急にめちゃくちゃ伸びたなあ。
Apple Watch が腕の周りをグルングルン回り始めた。
使用し始めてからちょうど 1 年経過した時点では間違いなく最高のバンドだったはずでしたが、そのタイミングがちょうど寿命を迎える直前だったようです。
Apple Watch は腕に密着していて初めて効果を発揮する腕時計です。なぜなら Apple Watch の裏面に搭載されているセンサーが肌に密着することで、血中酸素や脈拍などの健康情報を取得するから。
Apple Watch がグルングルン回るような状況では、どう考えても Apple Watch のセンサーが正常に作動するとは思えません。
そこでボクは仕方なく、新しい Apple Watch 用のバンドを探すことにしました。
残念ながら、今回はブレイデッドソロループを選択肢から外します。寿命が 1 年ということは、毎年 Apple Watch のバンドに 1 万円課金しなくてはいけないということ。
確かに使い勝手はいいのだけれど、そんなに課金するよりももっと優れたバンドがあるんじゃないですかね? せっかくなら新しい世界に踏み出してみようと、そんな感じです。
ちなみにボクの最終的なブレイデッドソロループの状態はこんな感じ。全長 14 cm ほど。「サイズ 4」対象の手首の太さは 14.4 cm – 15.0 cm なので、Apple Watch の文字盤幅を含めるとほぼ締め付けがなくなっている状態だったことがわかりますね。
PC に干渉しない純正バンド乗り換え先はレザーリンクしかない
ブレイデッドソロループを選択肢から外すと、その後の検討は速かったです。
Apple 純正バンドのうち、バックルがないバンドはレザーリンクしかないからです。正確にいうとソロループもバックルはありません。でも流石にカジュアルすぎるからね、あれは。今回は NG。
正直 Apple Store の商品画像を見る限りレザーリンクの見た目は好みではありませんでした。妙なゴツゴツと、表と裏でカラーが違うカジュアルな感じがどうもねっていう感じで。
なので見た目の良さでは圧倒的ナンバーワンの「モダンバックル」と比較しに、毎度おなじみ Apple Store 銀座へ行ってきました。
結果、意外にも実物のレザーリンクは高級感があり、そこまでカジュアルッ! って感じでもありませんでした。もちろんバックルがないので、PC との干渉もありません。
一方のモダンバックルは、やっぱりダメでしたね。バックルが思い切り Mac のキーボードと干渉してしまいました。
というわけでレザーリンク、購入しました。
思ったより着け心地もいいですよ
地味に色でも悩みました。黒系にするところまでは決めていたんですが、黒系の中だけでも 3 色あるからです。「ミッドナイト」「セコイアグリーン」「ダークチェリー」の三つですね。
詳細なカラーバリエーションは Apple Store ページをご覧ください。
結局ボクは最も無難な黒 (ミッドナイト) を選びました。サイズは S/M です。実際に着けるとこんな感じ。
ね、悪くないでしょ? 純粋な黒というよりも若干青っぽいですが、セコイアグリーンやダークチェリーと比べると黒っぽさが最も強いです。
いざ着けてみると、ちらりと見えるバンド裏のブラウンもセクシーに見えてきました。
着け心地はブレイデッドソロループには劣るものの、まあ悪くはないなあといった具合です。
レザーリンクは磁石でカチッとバンドを固定する仕様です。バックルを穴に合わせるわけでも、ソロループのような輪っかに手を突っ込むわけでもありません。この磁石が手首のサイズに合わせてほぼ完璧なフィット感を生んでくれるんですよ。
なので布特有のやわらか装着感が素晴らしいブレイデッドソロループには劣りますが、常にジャストフィットするレザーリンクの装着感も悪くないと言った感じですね。
ちなみに購入前、レザーリンクの磁石が PC のパームレストにくっつくんじゃないか。あるいは反発するんじゃないかと不安でしたが、そんなことは全くありませんでした。1 ミリも干渉しません。
また、そのほかブレイデッドソロループと比較して感じる違いは重量。
レザーリンクの方が若干重たいですが、これもまた許容範囲ですね。一般的な金属製バックルよりは断然軽く、一般的なレザー製バックルよりは磁石の分若干重たいくらいです。
最後に気になるのは「蒸れ」ですね。ブレイデッドソロループは布製なので、夏場でも全く蒸れなく快適に過ごすことができました。対するレザーリンクはその名の通り、レザー製。通気性は全くありません。
夏場も快適に過ごすことができれば神バンド認定しても良いでしょう。また夏になったら続報をお伝えしますね。