iOS 16.1 と iPadOS 16.1 が正式リリースされた直後、Apple は次のリリースのテストを開始しました。
iOS 16.2 の新機能はどんなもの？
Freeform
iOS 16.2、iPadOS 16.2、macOS 13.1 の各最新 β 版は、秋の WWDC で初めて発表された新しいデジタルホワイトボードアプリ「Freeform」を実装しました。
Freeform は iPhone、iPad、Mac 用の生産性アプリで、スケッチ、メモ、ファイル、Webリンク、ドキュメント、写真、ビデオ、オーディオを共有するデジタルホワイトボード。友人、家族、同僚とコラボレーションできます。
感覚的には Google の「Jamboard」に近いものですね。
iPadOS 16.2の新機能はどんなもの？
基本的には iOS 16.2と同じ新機能のほか、以下の機能が追加されます。
ステージマネージャーの外部ディスプレイサポート
最初の iPadOS 16.1 リリース時にはサポートされなかった外付けディスプレイサポートが iPadOS 16.2 で対応します。これにより iPad ユーザは、ステージマネージャーを使用して、タブレットを最大 6 Kの解像度でセカンダリディスプレイに接続できるようになります。
なお、外部ディスプレイがサポートされるのは、12.9 インチ iPad Pro (第5世代以降)、11 インチ iPad Pro (第3世代以降)、iPad Air (第5世代) に限定されます。
iOS / iPad OS 16.2 の正式リリース予定はいつ？
iOS 16 の目玉機能のほとんどは、現時点で最新の iOS / iPadOS 16.1 の時点で利用可能になりました。
したがって iOS 16.2 の開発サイクルは少し短くなり、遅くとも年内にはリリースされるとの見方が主流のようです。
Apple は 11 月に MacBook Pro をはじめとした今年最後のデバイス発表を行うとされており、これに合わせるだろうとの予測もあります。
しかし、実際のリリース日は発表されていません。
β 版を試したい？ リスクにお覚悟を
現時点の 16.2 は開発者向け β 版なので、一般の人はまだインストールすることができません。開発者向けの β 版を試すためには、年間 99 ドルで Apple の開発者として登録する必要があります。
しばらくするとパブリック β 版が配布され、こちらは開発中のプレリリース版を誰でも先行的に体験できるバージョンのソフトウェアになります。
いずれの β 版も正式版ではないため動作は不安定です。強制終了などの不具合が発生したり、アプリやシステムが正しく動作しないことを理解して利用する必要があります。
日常的に利用している iPhone や iPad にはインストールせず、今は使っていない機種を利用しましょう。