【超・ベストバイ】新型 AirPods MAX 1 ヶ月使用レビュー

新型 AirPods MAX を購入して約 1 ヶ月が経過しました。

今回は 1 ヶ月間にわたってほぼ毎日、実際に使ってみたレビューをお届けします。

ボクが AirPods MAX を購入した理由は以下の記事にまとめていますので、ぜひ合わせてご覧ください。

目次

1. 外観: 格好良くて良い。 ★★★★☆

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ボクが選んだカラーは「ミッドナイト」です。

開封して最初に感じたのは、「黒寄りの紺色?」という、黒でも青でもない、絶妙な色合い。

単体では黒っぽく見えるものの、実際に黒いアイテムと並べると紺色の要素が強いことがわかります。スペースグレイの MacBook と比べても、AirPods MAX の方がより濃く、また青みがかった色合いです。

やや緑っぽさが目立つ MacBook Air のミッドナイトともまた違う感じ。どちらかというと Apple Watch や iPhone SE などでのミッドナイト寄りですね。

ちなみに本当は、AirPods MAX がリニューアルされる前の「スペースグレイ」カラーが欲しかった……。でも、こうしてみるとミッドナイトも言うほど悪くありません。「かっこいいですね」と声をかけられることも多いです。

と言うわけで見た目の評価は ★ 5 ……と言いたいところなのですが、やっぱりスペースグレイ、あるいはスペースブラックのカラーが欲しかったですね。全デバイスで色を統一できた方が、間違いなく美しいので。

よってカラー分でマイナス、最終評価は ★ 4 です。

2. ケース: ガバガバすぎ。★★☆☆☆

新型 AirPods MAX に付属のケース、その名も「Smart Case」は、全然スマートではありません。先代から改善が何もなく、相変わらず問題まみれです。

アルミ製の本体とイヤーパッド部分が部分的に剥き出しになっており、またヘッドバンド部分はノーガード戦法。アルミの本体に傷がつきそうだし、剥き出しのメッシュ素材のヘッドバンドは本体以上に脆そうで、鞄に収納する際にはめちゃくちゃ気を使います。

さらに USB Type-C ポートの位置もズレたまま。なんでやねん。

AirPods MAX のケースには、防御性能も、美しさも、そのどちらもありません。よって弁解の余地なくして ★ 1。

ただし、その分ケース単体のサイズは非常に小さいメリットもあります。

このメリットは、飛行機での出張や旅行時には結構ありがたいです。本体込みだとどう足掻いてもボクが持っているカメラバッグには入りません。

そこで Smart Case だけをカバンに入れて、本体は頭に装着するか、首にかけることで持ち運べます。

その場合、「じゃあ Smart Case はいつ使うねん問題」がありますが、ホテルで収納する際に使うのでご安心を。

ホテルのテーブルに AirPods MAX を直置きするのは衛生的にはばかられますし、Smart Case に入れることで AirPods MAX が低電力モードに移行するので充電持ちも一層良くなるため、やはりケースの持ち運びは必須なのです。

このサイズ感を考慮して、ケースは最終的に ★ 2 ほどの評価に落ち着くかなと思います。

なお、これまでこのガバガバケースに入れて何度も持ち運んでいますが、幸いなことに、今のところ本体に傷がつく気配は感じられません。

3. 付け心地: 慣れたら普通か、それ以上。★★★☆☆

購入直後の装着感は、正直あまり良くなかったです。

イヤーパッドが思ったより小さいので、包み込まれる感が弱い。また側圧が強めなので装着から 1 時間ほどで痛みを感じました。

さらに頭頂部のメッシュ部分も期待していたほどのクッション性がなく、重さがうまく分散されていない印象があり、余計に側圧の印象が強くなります。

しかし、1 〜 2 週間使っているうちにこれらは全て全く気にならなくなりました。

慣れの部分が大きいのかもしれませんが、どうもヘッドバンドの長さ調整を丁寧に行うことがコツのようです。ジャストフィットする長さを見つけられると、途端に側圧が気にならなくなりました。

今では一日中着けていても、痛みなどの問題はほとんどありません。

ただしヘッドバンドは相変わらず気になります。メッシュが故なのか頭頂部がチクチクとし、装着中は何度も頭が痒くなります。ここが普通のスポンジ製だったらなあと思わざるを得ません。耐久性もなさそうですし。

★ 3 程度の評価としておきます。

4. 音質: まな板くらいフラット、十分綺麗。★★★★☆

音質については個人の好みによる部分が大きいので、話半分で聞いてください。

ボクにとっては期待通り、あるいは少し上回る程度の良さでした。ワイヤレスヘッドホンとしては見事です。

特に低音が不必要に強調されておらず、長時間聴いても耳が疲れないのが好印象。ただし、中〜高域の音が少し物足りなく、よく言えば極めてフラットな鳴り方のように感じます。

また開放型ヘッドホンが好みのボクにとっては、密閉型ヘッドホン特有のこもり感が残る点も少し気になりました。

音楽鑑賞用としては、家で落ち着いて使うメインヘッドホンにはならないかもしれませんが、外で聴く分には必要十分以上の性能を有していると思います。★ 4 です。

5. アクティブノイズキャンセリング (ANC) : 至高。★★★★★

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ノイズキャンセリングは文句なしに ★ 5 の性能があります。

ボクは AirPods MAX を職場での耳栓用途を第一目的に購入していて、この用途において素晴らしい性能を発揮してくれています。

高性能すぎて、声をかけられても全く気が付かない事態が頻発してしまっていますが、ボクにとってはむしろそれくらいがちょうどいいです。非常に集中して業務に取り掛かることができるので。

では家で使った時はどうでしょうか。エアコンや煮込み中の鍋の音、タイピング音すらほぼシャットアウトします。AirPods MAX は我が家に “ガチの静寂” をもたらしました。

屋外においても非常に効果的で、電車や、特に飛行機の中でも快適です。

この強力なノイズキャンセリングは、外出先での音楽体験をさらに良く感じさせてくれるのが特徴です。

純粋な音質では高級ヘッドホンの足元にも及んでいないかもしれません。しかしながらノイズキャンセリングによるほぼ無音の空間から出力される音は、むしろ高級ヘッドホンよりもクリアだと錯覚するほどです。

そのため AirPods MAX のフラットな音が好みであれば、これをメインヘッドホンとして使用する方がむしろ幸せになれる人もいそうなレベル。

6. 外音取り込み: 革命。★★★★★

外音取り込みモードも感動するほど優れています。

これまで使っていた SONY のイヤホンでは外音取り込みモードは、ただただ騒音にしか感じられず、一度も活用したことがありませんでした。

しかしながら AirPods MAX では非常に自然で、まるでヘッドホンをつけていないかのように錯覚します。

ヘッドホンを外さなくても、不快感なく周囲の音を簡単に取り込めるのでとても便利です。職場での会話シーン、交通量の少ない道路、お店のレジでのやり取り時など、あらゆる場面で活躍しています。

こちらもノイズキャンセリングと同様、文句なしで ★ 5。

7. 接続の安定性: Apple 同士、無敵の布陣。★★★★★

AirPods MAX は接続も非常に安定しています。

Apple エコシステムの恩恵を受け、iPhone や Mac との自動接続が実にスムーズ。切り替え時もタイムラグがほとんどなく、他のワイヤレスヘッドホンでは体験できない快適さです。

切り替えに限らず、スリープからの復旧時の接続も驚くほどスムーズです。AirPods MAX を頭に装着したその時には、すでにスリープは解除済み、さらにペアリングが完了しており、すぐに使用可能です。

ボクが以前使っていた SONY のイヤホンは、装着してから「Bluetooth connected. Battery full recharged.」の音声が聞こえてから、ようやく使用可能な状態に。大体 10 秒弱程度のタイムラグがあったので、この差は歴然です。

さらに何らかの原因で Bluetooth 接続が不安定になった際の復旧速度も段違い。iPhone などの音量ボタンを一度クリックするだけ。その一瞬で再ペアリングがされ、通常通り使えるようになります。

正直これが最も買って良かったと感じている点と言っても過言ではないかもしれません。★ 5 じゃ足りないレベルで余裕の ★ 5 です

8. 操作性: 申し分なし。★★★★★

音量調整は「Digital Crown」で自由自在に行えます。

iPhone のボタンよりもかなり細かな段階で調整できるため、「気持ちのいい音量」に微調整できる点で優れています。

音量の調整は Apple Watch の Digital Crown でも同様にできますが、AirPods MAX の方が圧倒的にレスポンスがよく、ストレスフリーに操作することができます。

また「ノイズコントロール」ボタンを押すことで、アクティブノイズキャンセリングモードと外音取り込みモードを切り替えることができます。この切り替えも 1 秒程度で完了するので、非常に快適です。

9. 総評: 迷う暇があったら買った方がいい。★★☆

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AirPods MAX は単なるカタログスペックでは見えない、Appleの細かなこだわりが詰まった製品であることがわかりました。

接続の快適さやノイズキャンセリングの質の高さ、外音取り込みの自然さなど、Apple のエコシステムによる利便性は他では味わえない体験を提供してくれます。

これはボクが初めて Windows から Mac に乗り換えた時のような感動があり、価格に見合った価値がある一品だと感じました。

確かに価格は高いですが、胸を張っておすすめできるヘッドホンです。購入を検討する暇があったら、さっさとポチってしまうのが吉でしょう。最悪 Apple 製品は 2 週間の間、理由は不問で返品することもできますからね。

ちなみに外出時、特に気温が高いと AirPods MAX を着けていると蒸れます。ボクの体感としては気温 25 ℃ が閾値。これを超えると明らかに暑い。下回ると快適に使用できます。

またバッテリーも 2 〜 3 日程度は充電不要の長持ち設計なので、その点でもストレスフリー。今のところボクにとっての 2024 年ベストバイ候補です。

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