2024 年の最新モデル、Apple Watch Series 10 を購入しました。争奪戦を制して、9 月 20 日 (金曜日) の発売日に我が家へ到着予定です。
ボクにとっては Apple Watch Series 6 からの乗り換えで、実に 4 年ぶりの買い替えとなります。
同時に AirPods MAX の新色も購入しています。
なぜ買い換えることにしたか
1. 「睡眠時無呼吸症候群」の検知機能が実装された
最も大きな理由は、睡眠時無呼吸症候群の検知機能が追加されたことです。
正式な診断は受けていませんが、ボクは睡眠時無呼吸症候群を患っているかもしれないと思っています。
というのも、週に 3〜4 回ほどの高頻度で夜中に突然目が覚めてしまい、そのうちの何回かは「今、息が止まってたかも」と感じることがあるのです。
もちろん気のせいである可能性もありますが、病院に行かずに自宅でこれを確認できるのは、Series 10 が持つ非常に魅力的な機能です。
以前 Series 6 を購入した際も、血中酸素濃度の測定ができることが決め手となりました。やはり新しいヘルスケア機能が追加されると、Apple Watchの買い替え理由になりますね。
2. 充電時間の短縮
Series 10 では、わずか 30 分でバッテリーを 80 % まで充電できるようになりました。Series 6 では 1 時間かかっていたので、これは大幅な改善です。
今まではこの充電時間がネックで、朝の出発までに、あるいは帰宅後就寝するまでに十分な充電時間を確保することができませんでした。そのため本当は就寝中に睡眠時のトラッキングをしたいのに、夜間は Apple Watch を外して充電していました。
今回のアップデートで、朝の準備までに、また帰宅後の就寝までに確実に充電が完了するので、安心して睡眠中にも着用できるようになります。非常にありがたい進化です。
——それにしても、1 週間程度バッテリーが持つようになる日は、いつ来るのでしょうか?
選んだカラーとサイズ
カラーは新色のジェットブラックにしました。
どうやらこの色だけ人気が非常に高く、この記事を執筆時点では予約しても到着は発売から 1 ヶ月後になるようです。他のカラーはいまだに発売日当日に手に入るようなので、その人気の高さが伺えます。
ケースのサイズは 46 mm。今まで使っていた Series 6 は 40 mm の小さいほうでしたが、今回は大きい方を選びました。
小さいサイズも軽量で、腕との干渉が少なく気に入っていました。しかし iPhone や MacBook で大きなディスプレイの便利さを実感しているので、Apple Watch でも同じように大きいサイズにメリットを感じられるのではと期待しています。
なお、バンドはスポーツバンドを選びました。今使っているブレイデッドソロループは使い心地はいいものの、やはり少し緩くてズレやすい点がネック。
特にランニング中はズレすぎて使い物にならないので、もっとしっかり固定できるスポーツバンドに決めました。
Apple Watch Series 6 からの買い替えで何が変わるのか
ボクの Series 6 以降 Apple Watch は Series 7 から 10 まで、4 世代の進化を重ねています (Ultra シリーズを除く)。
果たしてこの期間にどんな機能が追加されているのか、調べてまとめてみました。
こうして並べてみると、進化している点は確かに多いのですが、劇的な機能追加というよりは、日常を少し便利にするアップデートが主な印象です。Series 10 が登場するまで購入する動機が起こらなかったことにも頷けます。
現時点で最新の機能として実装され続けている部分を太字で強調しています。
- Series 7:
- 充電の高速化 (45 分で 0 % から 80 % まで充電)
- ケースサイズが 40 mm → 41 mm / 44 mm → 45 mm に大型化
- 衛星測位システム「Beidou」の実装
- Series 8:
- 皮膚温センサー搭載 (月経周期や排卵日の把握用)
- 衝突事故検出機能
- Bluetooth 5.3 に対応
- Series 9:
- ディスプレイの最大輝度が 1,000 ニトから 2,000 ニトに上昇
- ディスプレイの最小輝度を 1 ニトまで下げられるよう対応
- 低電力モード使用時のバッテリー持続時間が最大 36 時間に延長
- ダブルタップのジェスチャーに対応
- Siri のローカル処理に対応 (高速なデバイス上の Siri)
- 本体ストレージが 32 GB から 64 GB に拡張
- 位置特定用チップが U1 から U2 にアップグレード
- 4 コア Neural Engine 搭載
- Series 10:
- 広視野角 OLED を搭載 (斜めから見た画面の明るさが 40 % 向上)
- 常時表示モードのリフレッシュレートが毎分から毎秒に高速化
- ケースサイズが 41 mm → 42 mm / 45 mm → 46 mm に大型化
- ケース厚が 10.7 mm → 9.7 mm に薄型化
- 睡眠時無呼吸の通知に対応
- 6 メートルまで測定できる水深計を搭載
- 水温センサーを搭載
- 充電の高速化 (30 分で 0 % から 80 % まで充電)
- スピーカーにメディア再生機能が追加
- 「声を分離」機能を搭載したマイクを実装
- 裏蓋の素材がセラミックからメタルに変更 (薄型化に貢献)
Series 10 を購入してボクはワクワクしているか?
16 インチ MacBook Pro を購入した時のワクワク感に比べると、正直に言って 60 % くらいですかね。少なくとも「めっちゃワクワクしている」わけではありません。
というのも、結局のところ Series 10 に買い替えたとして日常的に使う機能のほとんどは電車の改札通過なので、何か暮らしが劇的に変わるわけではないからです。
ただし、睡眠時無呼吸症候群の有無を知ることができる点や、Apple Watch の新調に伴うバンドの交換で、ランニングにも気兼ねなく着けられるようになることには期待しています。
特にもし本当に睡眠時無呼吸症候群を患っているとなれば、Apple Watch のおかげでボクの睡眠が大幅に改善されるかもしれません。そうなると、購入してよかった度は一気に 10,000,000,000 % まで向上するかもしれませんね。