根気が大事。
8 年くらい愛用してきたボクのビーズ枕さん。流石に寿命がきたのか、洗濯機で洗っている最中にカバーが破れ、爆発。
洗濯機の中がビーズまみれになりました。最悪です。
今回は、ビーズで溢れた洗濯機を、業者を呼ばずに掃除する方法をご紹介します。本当は掃除中の写真を撮っておけばよかったんですが、必死すぎて一枚も撮っていませんでした。無念。
とにかく洗濯機を空回し
残念ながら、ただひたすら洗濯機を空回しする以外に選択肢がありません。
洗濯機の水を最大設定値まで溜め、「洗いモード」をひたすら繰り返し運転します。このとき、「すすぎモード」まで進めてしまうと水を無限に、無駄に消費してしまうことになります。説明書をよくみて、設定を誤らないよう気をつけましょう。
洗いモードが終わり、洗濯機の蓋を開いてみると、洗濯槽の奥に潜り込んでいた大量のビーズが水面に浮いた状態になっているはずです。これをさながら煮物のアクを取るように、丹念に取り除いていきましょう。
このとき、網があると便利です。むしろないと地獄です。いや、洗濯機で枕が爆発した時点で地獄なんですが。
網は Amazon で 300 円とかで売られていますので、業者に頼むよりは断然格安ですね。なお、ボクの家に網はなく、また届くまで待っている時間すら惜しかったので、中華料理用の油こし (揚げ物を作るときに使うアレ) で代用しました。
ビーズとともに浮いてくる黒い物体の正体 = カビ
さて、ビーズをすくう際、ビーズとともに黒い汚れも一緒に浮き出てくることがあるかもしれません。残念ながら、それはカビです。
ボクは定期的に洗濯槽カビキラーでカビ対策をしていたはずなのですが、それでも取りきれていないカビがあったのでしょう。大量のビーズが、大量のカビをこそぎ取ってくれたようで、特に初めのうちは空回しをするたびどんどん水が黒ずんでいきました。
枕の爆発でめちゃくちゃテンションが下がって、その汚さにまたテンションが下がる無限地獄。最終的にはいくらから回ししても全く水は黒ずまなくなりました。結果的に洗濯槽がめちゃくちゃ綺麗になったため、ややテンションが上がり気味になりました。不幸中の幸いってやつですね。
くず取りネットを忘れず取り外す
何度かから回しを繰り返しながら、程よいタイミングで水の入れ替えを行いましょう。この際、忘れずにくず取りネットを取り外すこと。中に溜まったビーズや、ネットの奥に見えるビーズを掻き出すことが、早期復旧への一番の近道です。
枕から雲散霧消したかのように思えるビーズのほとんどは、このくず取りネットに溜まっていくのです。ボクはこれに気づかず、実に丸 3 日ほどビーズの処理に時間を使ってしまいました。3 日目には無限に出続けるビーズを尻目に「もう業者を呼ぼうかな……」と電話に手をかける寸前にまで行きましたね。
くず取りネットの存在に気がついてからは、復旧まで一瞬でした。皆様はどうかくず取りネットくんを気にかけてあげてください。
枕がなくてもちゃんと寝られる。でもやっぱりあったほうがいい
3 日間にわたる死闘を乗り越え、ついに爆弾処理に成功した taheiN さん。
実はこの爆発事故が起こったのは 2020 年 11 月のこと。この記事を投稿している 2021 年 1 月まで、そのまま枕無しで生活していました。約 2 カ月間の枕無しの生活を経てたどり着いた結論は、「枕がなくても案外ちゃんと寝られる。だけれどやっぱりあったほうがいいね」です。
今回爆発したビーズの枕、結構高さのある枕でした。爆発する直前ごろ、その高さが災いしてか、寝起きの時にひどく腰痛を感じることがしばしばありました。枕がなくなってから、この腰痛はあまりなくなったので、やはり枕の高さがボクに合わなくなっていたのだろうと思います。
とはいえ、やはり枕は欲しいなと感じる場面が多々あったわけです。もっともそれを痛感したのが、無意識のうちに腕枕を組んでいることが多いと気付いたタイミングです。やっぱり、そこそこの高さは深層心理の部分で求めているんだなあと。そのほかにも体を横にしづらいという、枕がないことによる分かりやすいデメリットも感じましたね。
テンピュール オリジナルネックピロー XS を購入
ということで、2 カ月の期間を経て、ついに枕の購入を決心。次に枕を買うならテンピュールだなあと決めていたので、テンピュール銀座ショールームに直行しました。
テンピュールと決めていた理由は、枕の素材が低反発性なので、極限まで枕の低さを追求できると知っていたため。2020 年夏、『クラッシュ・バンディクーレーシング ぶっとびニトロ!』のクランメンバーと遊んでいた際、たまたまテンピュールに入った経験がここで活きました。
2020 年夏の店舗でおすすめされたのは、「トラディショナルピロー」。いわゆる普通の形状をした枕でした。店員さん曰く、「日本人の首筋のラインでは、ネックピローはあまり合わない」らしいです。確かに当時実際に試しましたが、安心感ある寝心地だった記憶が鮮明に残っています。
しかし、この度ボクが購入したのは真ん中の窪んだ形が特徴的な「オリジナル ネックピロー」です。銀座ショールームの店員さんは、ボクの枕事情 (前の枕の高さに違和感があったこと。腕枕を自然としていたこと。流石に爆発したことは伏せました) を聞いてくれた上で、オリジナル ネックピローを一番初めにお勧めしてくれました。
2020 年夏の店舗では、特にコンサルティングをされることなく、一般の日本人やお客様の体型的にはこれがおすすめです、トラディショナルドーンだったので、やっぱりさすが銀座。買い物していて心地いいですよね。
で、一応トラディショナルピロー含めたさまざまな枕を実際に試した上で、最終的に選んだのがオリジナル ネックピロー XS サイズだったというわけ。
腕枕をするとき、首筋に片手を突っ込むくらいに首筋ホールド枕が好きな taheiN さんにとって、この低さと首筋ホールド性能を兼ね備えたテンピュールの枕は最高です。もともと寝るのが好きなボク、一層布団に潜るのが好きになりました。
ビーズ枕の爆発は一見不運な事かもしれませんが、実は枕を買い換える大きなチャンスだったりします。頑張って洗濯機の清掃を自力でやって節約し、その節約金でいい枕を手に入れましょう。
運悪く洗濯機が壊れてしまったなら、洗濯機も買い替えですかね……。個人的に、ドラム式洗濯機が欲しいなあとはなんとなく思っていたりします。