【CTR:NF】ワールドカップを日本代表として戦った振り返り

CJC 2020 Autmun も最終日手前。気づけば随分と開催から日にちが経ってしまった、『クラッシュ・バンディクー レーシング ブッとびニトロ! (以下 CTR:NF)』の第一回ワールドカップ。

そう、あのクラレーで、2020 年 6 月から同年 9 月に渡って、ワールドカップが開催されたのでした。

ボクはこの大会に日本代表スタメンメンバーとして、全試合に参加しました。

またとないこの体験をさせていただくことができましたので、この場を使ってワールドカップを振り返ってみようと思います。

目次

第一回ワールドカップとは

CTR:NF のワールドワイドコミュニティ「CTR – Competitive Hub」によって主催された非公式大会です。全 18 か国* が参加し、「1. Seeding qualifying stages (予選ステージ)」「2. Group stages (グループリーグステージ)」「3.Elimination stages (決勝トーナメント)」の 3 ステージに及んだスケジューリングのもと行われました。

どのステージも基本的なルールは一般に行われるクラン戦に則ったもの** で 1 戦あたりのレース数が異なります。***

* 参加国: イタリア、ドイツ、日本、フィンランド、メキシコ、サウジアラビア、イギリス・アイルランド、チリ、フランス、コロンビア、アメリカ、ブラジル、ポーランド、コスタリカ、ラテンアメリカ、ペルー、オーストラリア、スペイン

** 各チーム 4 人ずつメンバーを選出し 4vs4 のチーム戦を行い、順位に応じて得られる獲得ポイントの合計値を競う。獲得ポイントは 1 位から順に 10、8、6、5、4、3、2、1 点。得点にボーナスのつく 1 位、2 位を多く獲得するための戦略が重要になる。

*** 予選: 6 BAN 8 PICK、グループリーグ: 6 BAN 10 PICK、決勝トーナメント: 12 BAN 20 PICK

代表メンバー決定まで

日本代表入りの敷居自体は全く高くありませんでした。なぜなら CTR:NF Competitive Hub (クラレーのグローバル Discord サーバー) に参加しているプレイヤーであれば誰もが代表入りする権利を有し、また同サーバーには誰もがいつでも参加することが可能だったからです。

ボクはこのゲームを発売当初から、「あるかどうかもわからない世界大会に日本代表として出場する」という気概の元プレイをしていたので、真っ先にエントリーしました。

ボクが率いるクラン STAY GOLD のメンバーも誘いながらメンバーは徐々に増えていき、最終的に日本代表として参加表明を出したのは 8 人* でした。

代表メンバーが決定すると、次はスタメンの選定が始まりました。代表メンバー 8 人の組み合わせを変えながら 4vs4 の模擬戦を複数回にわたって実施。ここでの成績が安定して高かった taheiN、wabisabi、ろむ、すなぎも (Hacka) をスタメンメンバーとして起用することに決定しました。

なお、この中で wabisabi のみボイスチャットで発言することが環境的に難しく、レース中の情報量が勝敗に直結するこのゲームにおける大きなハンディキャップを補う必要がありました。

そこで、代表メンバーのうちの一人である daiki が wabisabi のプレイ画面を PS4 のシェアプレイ機能を用い、代わりに報告役をになってもらう体制で試合に臨むことになり、ついに我々が世界と戦う体制が整うことになったわけです。

* taheiN、wabisabi、ろむ、すなぎも、Hacka、牡丹餅、daiki、しずく

予選スタートまで

このワールドカップが開催される以前、日本チームの戦力はお世辞にも高いとは言えない状況でした。なぜなら個々のプレイヤーが持つ実力はそれなりに高い一方で、チーム戦に関するノウハウや経験値がほとんどゼロだったからです。

日本でクラン戦文化が発展し始めたのはワールドカップが開催される直前での出来事でしたから、これは他国のチームに比べると大きなビハインドでした。

また、海外と対戦する上で避けて通れないラグの問題も、大きな壁として我々を阻むことになりました。P2P 通信で対戦することになる CTR:NF は、ホストとなるプレイヤーとの物理的距離が大きくなるにつれて、プレイ中のラグも大きくなっていきます。

今大会の参加国はオーストラリアを除いたほとんどの国が日本からみてとてつもない距離が離れているため、ラグがある中での対戦がベーシックになってしまいます。

海外との対戦経験が薄い日本はこのラグに全く慣れていなかったことも、これまた日本チームが他国に遅れをとっていると考えられる要因の一つでした。

予選が始まる前、いくつかの国と練習試合を行いましたが、そのほとんどの結果は散々なもの。早急な対策と経験値を積み上げるため、予選開始までに残された時間でできる限り海外とのチーム戦を繰り返し、本番に向けて備えました。

予選ステージ

ついに本番を迎えてしまいました。最初に戦うのはこの予選ステージ

グループリーグステージへの進出権をかけて各国それぞれが全 5 試合を戦い、全 18 か国の中から下位 2 か国がこのステージで脱落になります。

グループリーグは予選ステージでの順位が高ければ高いほど有利なポジションでスタートすることができるので、足切りを気にするだけでなく、高順位の獲得を目指して戦い抜くことが必要になりました。

第一試合: vs イギリス・アイルランド

最終スコア

見事初戦を勝利で飾ることができました。それも大差で。

対戦相手はタイムアタックで世界 1 位を取り続けてきた最速の男 Jordy や、強豪クラン [Rc] Regicide に所属する Revvylo などの戦力を有する下馬評の高かったチーム。

日本のスタメンは wabisabi、すなぎも、taheiN、ろむの 4 名。wabisabi とすなぎもが前抜けを目指し、少し下がった中位あたりでろむが二人のサポート。ボクは最後列付近からアイテムを使って相手を荒らしながら順位を上げていくという役回りで臨みました。

——今見ると、当時のボクあんまり上手じゃないですねw

世界大会を通じて自分自身も大きく成長できたことを実感します。置物を警戒してリスク管理を意識したラインどりができている点はいいんですけれどね。

閑話休題。以下特にうまくいったところをピックアップ

スーパーどろぬまアリーナ – Tiny Arena

下位から相手を一人ずつ潰していって、上位抜けした味方の勝利を確実なものにするストラテジーが完璧に決まりました。

Jordy こそ逃がしてしまいましたが、相手をつぶしたうえでボク自身もいいポジションでゴールすることができたので、とてもいい結果だったと思います。

強いて言うなら、相手をつぶすタイミングを今だったらもう少し考えてプレイしてます。

例えば Lap 2 冒頭に Sparda を潰すシーン。確実に仕留められる環境を有しているので、相手がダッシュ床に乗った後に潰すとなおよかったですね。

ハイパージャンプ&ブースト – Electron Avenue

初手でボクを除いた日本勢が全滅し、そのまま行くと前を相手に独占されようというタイミングで、しっかり相手の前抜けを阻止する攻撃ができました。

1 位は相手に譲ったものの、2 位と 3 位を奪うことができ、地味ながら今見てもファインプレーだったように思います。

第二試合: vs メキシコ

最終スコア

イギリス戦に続いて無事勝利。

今でこそ Archer や Angel などメキシコの強豪プレイヤーの存在は周知されていますが、当時はメキシコのプレイヤーに関する情報がほとんどなく、ほぼほぼ未知との対戦に臨む心持ちでした。

この日の作戦も強豪のイギリス戦に勝ったという実績を踏まえ前列 wabisabi、すなぎも、中列ろむ、後列 taheiN の作戦で挑むことに。

序盤 2 レースこそ苦戦しましたが、以降は何とか立て直すことができました。

前抜けを目指してくる Archer のアイテムの使い方が上手く、彼を抑えることの重要性や、初手で最下位からの打開を狙ってくる敵の存在に早めに気づけたことが大きかったですね。

スーパーどろぬまアリーナ – Tiny Arena

最終スコア

今大会中最もきれいに決まった立ち回り。 ボク自身の順位こそ 7 位でしたが、1 週目中盤で敵の赤ターボをすべて切ることにより、味方の 1、2、3 位をレース開始早々に確定づけることができました。

このような自由な立ち回りで味方をサポートし、チームを勝利に導くことができるのがチーム戦の面白いところだと思います。

ちなみにボクは MMO では率先してヒーラーを選ぶタイプです。

クモクモキャッスル – Cortex Castle

粘り勝ち。仮面を使うタイミングが完璧でした。

当時はまだ仮面を使うときの連携がイマイチだったので味方もクラッシュさせてしまっていますが、それでも得点配分の大きい 1、2 位をこのレース展開からもぎ取れたのは非常に大きなアドでした。

ジングルクッキー☆ロード – Gingerbread Joyride

ここも粘り勝ち。最終ラップの味方とのアイテム連携が完璧に決まりました。

これを本番の中とっさの判断でできるのが我々日本チームの大きな強みだと振り返っても思います。

【完璧な連携のながれ】

  1. Lap 5 に相手の時計が発動。日本メンバーが wabisabi を除いて全滅。相手が一気に有利に
  2. たまたま被弾中で時計を回避していた wabisabi、即座に所持していたおっかけボールを使用。時計を回避した相手を味方もろとも殲滅
  3. 時計解除後 taheiN、所持していた時計を使用。後続で上記やり取りの後に超加速を得た敵を中心に味方もろともアポカリプス。ボクを除くコース中全員が超加速を切らした状態にすることで、有利状況だったボク以外の味方順位を固定。なおかつ超加速だったボクが順位を上げ結果爆アド

第三試合: vs ドイツ

初の敗北を喫しました。

7 戦目終了時点でポイント合計は勝っていたのですが、最後の最後で逆転をされたという何とも悔しい展開でした。

相手は世界最強のクラン GSC のメンバーが 3 人もスタメンにいるという誰が見てもつよつよ集団。走力、アイテム力どちらも非常にハイレベルな彼らに対し善戦したとも捉えることもできますが、やはり悔しかったですね。

作戦は 1、2 戦目と同様でした。

何としても勝ちたい気持ちが強く出過ぎてしまって、この日はボクがチームの雰囲気をピリピリしたものにしてしまいました。

さすがに猛省して、次の試合以降は改善しました。

トワイライトツアー – Twilight Tour

負けている試合ということもあって、いいシーンってほとんどなく、唯一このレースかなって感じです。

7 レース目だったトワイライトツアー。ここで大きな点を返さなければそのまま負けが確定してしまっていた場面で、味方同士最大限連携を決めてトップ 4 を独占。

この時はメンバーも視聴者も大盛り上がりでボルテージが最高潮まで上がったことを昨日のように思い出します。

第四試合: vs フィンランド

最終スコア

連敗です。

このタイミングからだったと思うんですが、フォーメーションに変更がありました。

前列二人は変わらず、中列と後列をボクとろむちゃんで入れ替えました。ボクが中列。ろむちゃんが後列。

これまでの走りの安定性と、アイテムでのゴリ押し力を考慮してのフォーメーションチェンジですね。

そんな戦略が功を奏してか、警戒していた相手に 2 点差に抑えられたのは不幸中の幸いでした。いや負けてるんですけれどね。

「次に戦った時には勝てる」。試合には負けてしまいましたが、謎のポジティブシンキングで我々日本チームは 4 戦目を終えました。

よく考えると相手のエース Zanu がこのレース不在だったんですけれどねw

この時点で日本は 2 勝 2 敗でしたが、得失点差などの関係から総合順位は 6位。グループリーグステージへの進出は決まっていました。

ちなみに、この試合の個人計こそボクが一位ですが、本当になんで一位なのかわからないくらいいいところがありませんでした。

なのでピックアップはありません pq

第五試合: vs アメリカ

アイテム戦個人ランキング TOP の Megumi や名手 Puppy、テクニックタイプの Broz など、予選最終戦まで強豪とあたり続けることになりましたが、見事大差で勝利。

特に前半戦で Megumi の動きを阻み続けることができ、うまくアメリカを波に乗らないよう立ち回れたのが非常に good でした。

メガミックスマニア – Megamix Mania

リンゴ 10 ではないミサイルでもうまく使えば超加速の相手に当てることができますよということを本番中にお見せすることができました。

2 位を走る敵を Lap 2 に落とすことができ、日本のトップ 2 を早い段階で確実なものにできました。

カメカメせいてつしょ – Mystery Caves

焦らずしっかり下位から中位まで順位をあげることができました。

このコースはシンプルなレイアウトですが道幅が全体的に狭く、ストレートがないため攻撃アイテムによる打開が難しいです。

そのため仮面や全体攻撃をいかに有効に活用するかが肝になるわけですが、仮面のタイミングをバッチリなタイミングで使えましたね。

最終ラップ、最終コーナーのニトロ箱は完全にバグ。

本当は Lap 4 に仮面でボクが壊したもので、他のプレイヤーの画面では既になくなっているのですが、ラグの関係でボクの画面でのみ残っていました。

あのニトロがなければ 4 位も確実でしたね……。仕方なす。

これらのレース以外にも、全体的に良い内容のレースが多かったです。

上記 2 コースはいずれもボク視点の話ですが、他のレースでもチームメイトが大活躍していたりするので、ぜひ通しで見ていただければと思います。


さて、これで予選が終了。最終試合の対アメリカ戦での勝利はボクたちに大きな自信を与えてくれました。

順当にいけば次のグループトーナメントを超え、決勝トーナメントに進出することは確実に可能であると確信。

この時点で日本は 5 位で、ボクは個人成績 6 位という形に終わり、まずまずの成績を残すことができました。

グループステージでは散々な結果になるんですけどね。

グループステージ

予選の次はグループステージ。いわゆるリーグ戦です。

グループリーグに進出した全 16 か国を 4 グループに分け、グループ内で総当たり戦を実践。各グループ上位 2 か国が決勝トーナメントに進出します。

ボク達が配属されたグループではサウジアラビアの一強。一方その他のチームは予選で日本より下位のチームばかりだったので、サウジを除くチーム両方に勝てば決勝トーナメントへの進出は硬い。負ければそこで敗退説が濃厚になる。

そんな状況下での対戦になりました。

開催期間はお盆の直前!

この時期は避けられない仕事量がマッハだったという状況もあって、疲れからかボクはこのステージで苦戦することになります。

第一試合: vs ブラジル

最終スコア

後半 2 試合で一気に点差を詰められてはしまいましたが、かなり早い段階で勝ち確を決めた危なげのない勝利でグループリーグ初戦を終えることができました。

先述の通り、決勝トーナメントに進出するためにはサウジアラビアを除く 2 か国相手に対しての勝利がほぼ必須と言う状況でしたので、このレース中はもちろん、その前日くらいからとても緊張していたことを今でも覚えています。

今大会中最もガチガチで臨んだブラジル戦。対戦相手が 2 回も回線落ちするなどのトラブルこそあったものの、実力の差であったと胸を張って言える程度にはいいプレイを日本チーム全員ができたと思います。

こだいのあそびば – Prehistoric Playground

当時このコースの WR を所持していた wabisabi の威圧感を今後対戦する相手たちにも見せ付けるべく、満を辞して Pick。見事に日本勢が上位 3 位を独占することに成功しました。

そう、wabisabi を除いた 3 人で。

肝心の wabi は最下位。

“WTF, What are you doing wabisabi!”  --GSC_Garma

ハイパージャンプアンドブースト – Electron Avenue

レース結果こそ相手にアドを譲りましたが、最終ラップ途中までに徐々に上位を日本チームで埋めていく連携は綺麗に決まっていたと思います。

最終ラップトンネル前で仮面を使ったボクの判断もグッド。

あの時は相手はなんとか一つでも順位をあげようとするので、日本チーム中で一番後ろを走っていたボクをターゲットに全体攻撃を使いたいタイミングでした。

超加速床との距離が最も遠くなるあのタイミングを狙ってボクなら全体攻撃を打つだろうなと思った (しかもこのレースではまだ全体攻撃が一度も来ておらず、確率的に見てもいつ来てもおかしくない状態だった) ので仮面を切りました。

あくまで経験からくる予測に過ぎませんが、こうした自衛はチーム戦はもちろん、個人戦でも重要になってくる要素ですね

カメカメせいてつじょ – Mystery Caves

アメリカ戦でいい結果をもたらしてくれたこのコースで、またも上位 4 人を固めることができました。

見方の上位への上がり方が絶妙に上手ですよね。

ボクもそれに応えるようにミスなくベストな走りをすることができました。

第二試合: vs フランス

最終スコア

taheiN 選手、ここにきて選手交代です。

今大会一番の絶不調でした。一方でチームは絶好調。大差をつけての勝利でした。

スー一体なにがダメだったんでしょうかねぇー。

味方の活躍によって危なげなく勝利です。

あまりに恥ずかしいのでピックアップはありません。

第三試合: vs サウジアラビア

最終スコア

この試合もボクのプレイは大概に酷かった。

朝 4 時からという慣れない時間からの試合ということもありましたが、それにしたって凡ミスを連発してしまいました。

決勝への進出こそ決まっていたとはいえ、ここで勝つことができれば決勝トーナメントにおける組み合わせが日本にとって高い勝率を有している相手続きになっていてたので、今大会で唯一後悔している対戦です。

というわけでサウジアラビア。世界一の走力集団イタリアに並ぶ、超スピードギャングの集まりです。

その上アイテムを敵味方関係なくゴリゴリと置いてくるプレイングは他国に全く類を見ない立ち回りで、強い上に戦いにくい当初から最も警戒していた相手チームの一つです。

結果、やはりほとんどのレースで相手が 1 位をを独占。強かった。

ミスがなければもう少しくらいつけたのかもしれません。悔しいですね。

ぶっとび深海ドライブ – Deep Sea Driving

あまりの不調に、ついにメインキャラクターのオキサイドを解禁!

満を辞して参戦した宇宙最速レーサーの実力やいかに!?

決勝トーナメント

準々決勝: vs フィンランド

最終スコア

2020 年お盆明け、ついに始まりました決勝トーナメント。ここから先は泣いても笑っても負ければ終わり。

——終わりました。

6 月から始まった僕たちの夏は、3 ヶ月弱の期間をもって幕を閉じることになったわけです。

とはいえこの試合、全日本プレイヤーが死力を尽くして戦いました。

お盆での強化合宿を経てのこの結果ですから、完敗です。悔いはありません。

やっとの想いでたどり着いた決勝ということで、他の試合と比べても思い出深いものですから、ここの振り返りはやや長文で参ります。40 分くらい話そうかな。


来たる決勝トーナメントを想定し、お盆はほぼ練習漬けでした。

朝から起きて海外クランのクラン戦。みんなが疲れて解散したあとはこれまでのプレイを見返して改善点を探す。この繰り返し。

その甲斐あって、お盆を経てまーじでうまくなったと思います。

そんな経緯の中、決勝が行われたのはお盆明けの金曜日、 21 時から。社会人がスタメンに 2 人いる我々のチームにとってはお盆中に実施してくれるのが一番嬉しい展開だったのですが、海外の皆さんは同期間中にリアル夏休みがほしいということで延期になった結果こうなりました。

社会人ワイ、無事死亡。

ただでさえお盆明けで仕事疲れが激しく、なおかつ金曜夜ということで我々にとって不利なコンディションだったことは間違いないんですが、そんなことも言ってられません。

チーム内でボルテージを高めまくって臨みました。

結果社会人二人が絶好調でしたね。

少なくともボクはマーーージで集中して臨みました。動きもこれまでの試合で最もよかったと思います。

さて、フィンランド戦。予選では姿を見せなかったエース、Zamu が降臨してしまいました。

Zamu といえば、世界でも圧倒的なアイテム力をフル活用した盤面荒らしに定評があり、対戦相手をクラッシュさせまくり、チームを高得点に導く独特な立ち回りをしてきます。

実際にこの立ち回りをもってしてフィンランドは予選、グループステージともに1 位で通過した最強チーム。ここまでイタリア以外に無敗でした。

そう、イタリア以外には。

予選で唯一フィンランドを下しているイタリアの立ち回りに、このフィンランド戦を攻略するヒントがある。

そう思っていたボクたちは、彼らの立ち回りの再現を試みました。その立ち回りとはすなわち、「なんとかして初手で前抜けする味方を作る」というもの。

フィンランドはアイテムをうまく活用して高順位を維持する展開を作ることに長けたチームなので、そもそもアイテムの有効射程に入る前に前に抜けてしまえば、実質相手の戦力を無力化できるということになります。

イタリアはスタメンも控えも全員タイムアタック WR 経験のある走力おばけ集団。前述のフィンランドの弱点をつき、大差で勝利を収めていたわけです。

ということで前半 10 レース (決勝トーナメントは 1 試合なんと 20 レース!) でイタリア戦法を試してみました!

……まあダメダメでした。全くうまくいくことはなかったです。

やはりイタリア作戦はイタリアの走力あっての作戦だったということでしょう。前に抜ける前に尽くアイテムで潰され、終始展開の主導権を相手に握られ続けてしまいました。

さながらアンツィオ高校の戦車道チームで戦っているような気分でしたね。

ということで作戦変更。後半戦からは予選でうまくいった前・中・後衛にポジションを分ける立ち回りで対抗することに。

この辺りの立ち回りを柔軟に変更できるのが日本チームの他国にない強みの一つだと思います。

で、これがうまくハマるんですね。前半戦で大きく離されていた点数から、残り 2 レース時点で一気に逆転圏内まで追い上げることができました。

最後はそのままの流れで逆転〜……!

とはいかず結局負けてしまうわけですけれども、全く悔いのない (と言い切ると嘘になる) 気持ちの良い負け方 (こっちは本当) をすることができました。

当日は世界大会運営チームによる英語解説配信がリアルタイムで配信されており、解説はもちろん視聴者コメントでも日本やボクを褒めてくれるコメントが散見されていました。

視聴者の皆さんを盛り上げる良い試合ができたという意味でも、頑張ったんじゃないかなと思います。

もちろん、勝つことができていればもっとよかったんですけれどね。

それでは最後の見所ピックアップです。

むじゅうりょくステーション – Oxide Station

ワシの船じゃ。

今回は初めから本気の本気。オキサイド✖️ホバーの正装で試合に臨んだボク。

英語コメントでは「タイヤない香具師www」「ウハ、クレイジーすぐるwww」なんてコメントもあったりしましたが、やっぱりこのスタイルが一番ボクは落ち着きます。

その上オキサイドのホームコースなのでこれは勝つしかない。勝ちました。

ちゃんと焦らず勝負ポイントを見極められ続けたのが何より良かったですね。

英語コメントでも「恐ろしく速いロールプレイ、オレでなきゃ見逃しちゃうね」と褒めてもらいました。

ドリフトスペシャルアリーナ – Slide Coliseum

この日バチコり集中して望めていたことがうかがえるレース筆頭。

1 周目のラストでミニマップから Zamu の仮面使用を速攻で見極めてミサイルをあてに行くだとか、ミサイル被弾直後蓮華記されることを見越して自らのオイルで隙を軽減するだとか、我ながら判断力の鬼。

最終順位こそイマイチでしたが、今見ても良いプレイをしているなあと思います。

コアラカーニバル – Koala Carnival

フィンランドが大好きなアイテム地獄コース。

このコースから先述したアンツィオ戦法を投げ捨て、いつもの立ち回りに戻しています。

うまいこと初手で相手を二人隔離することができ、その後味方も綺麗に立ち回ってくれたおかげで 1, 2 フィニッシュ。

相手のピックコースで流れを取り込むことができました。

コ↑コ↓・デ・サーキット – Coco Park

世界を大きく沸かせた試合筆頭。

ボクは通称「ろむ式」と呼ばれるスタート直後に逆走し、シマ箱とアイテムを回収するルートを選択。

“What is this start!? Yooooo!!” -- 英語解説

そのまま一位を掻っ払うこともできたので、我ながら持ってるなあと思いました。

8 人レースだとそれなりに強いよね、この立ち回り。チーム戦だと尚更。

スーパーどろぬまアリーナ – Tiny Arena

wabisabi の大活躍。マージで彼はこのコース速いしうまい。

ラップあたりボクより 0.5 秒も速いラップタイムを持ってしていつの間にか敵の前に出て、置物で相手を滅していく。

走力って大切だなあとこのコースを走るたびに痛感させられます。

はぐるま時計塔 – Clockwork Wumpa

味方の全体攻撃に合わせて前に上がるために、結果として己の走力だけで戦うことになったレース。

このコースは得意コースではあるのだけれど、後ろから走力も高いわアイテムもうまいわという世界レベルの相手と丸腰で戦うのはかなり緊張感がありました。

結果的に粘れたことで功を制し、ろむちゃんから放たれた神おっかけボールのおかげで日本チームが 1, 2 位を獲得することができました。

この勝利は本当に激アツ。

インフェルノ アイランド – Inferno Island

こちらは先ほどと打って変わって後ろの全体待ちではなく、シンプルな我慢勝負。

このコースはとにかくアイテムの通りがいい。

とはいえ早々に敵チームがアイテム射程圏外に前二人で抜けてしまったので、最適なタイミングで順位を上げなければ相手が強力なアイテムを手にしてしまったりだとか、適当に前に出た結果いらない被弾をしてしまうなど、かなり頭を使わなければ点数が取れない場面でした。

英語解説放送では「さっさと仮面を使うべきだ」というコメントも見られましたが、今見てもこれは最適なタイミングまで我慢をして仮面を使えていたと思います。

ワールドカップを振り返って (まとめ)

元よりこのゲームのプレイ目標を「日本代表として世界大会を戦う」としていたこと、そして実際に日の丸を背負うことになり、この大会期間中はコンディションを最高潮に高めるために生活習慣の調整や仕事のコントロールはもちろん、摂取する食事の内容まで気を遣うなど、日本代表として戦うにあたってそれなりの覚悟を持って望んだつもりです (グループリーグステージだけはお盆前で、流石にどうしようもなかったというのが悔やまれますが)。

その甲斐あってか決勝ステージではバッチリといい成績も残すことができましたし、海外の実況解説やコメント欄からもお褒めの言葉をたくさんいただくことができました。

そして何よりも圧倒的に成長することができました。

試合が終わっては次の試合までの間、通勤時間や昼休憩など、隙間時間は全て自分のプレイを見返す時間に充てていました。

「このシーンはうまくいったなー。どういうアプローチをすればこの展開を再現できるだろう」とか「当時はうまくいったと思っていたけれど、こうした方がもっと良かったな」とか。見返すたびに様々な気づきがありますから、それをその日の練習や実践に活かすというサイクルを回すことで、このワールドカップ期間を通して我ながらかなーりうまくなったと思います。

また別記事で詳細に書こうと思いますが、やはり自分のプレイを見返すというのは何よりも大切ですね。


——さて、これでボクの CTR 人生に一つの区切りがつきました。

当初の目標を達成してしまったわけですからね。

とはいえ、今後もこのゲームには真剣に取り組んでいくつもりです。

現在進行中の CJC が終わったら、今度は STAY GOLD で世界と戦いたいなと思っています。

みなさん引き続きよろしくお願いいたします。

こんな長文をここまでお読みいただきありがとうございます。

改めて対戦、応援してくださった皆さん、日本チームのみんな、そしてこんな貴重な機会をくれた CTR:NF Competitive Hub の運営の皆さんに感謝を。

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