運動は大事。
「昔は徹夜しても平気だったのに」「なんだかすぐに疲れるようになってしまったなあ」
年齢とともに実感する、体の衰え。
ボクは年齢非公開で活動していますが、その中身は社会人になってしばらく経つ、もうそこそこにいい歳したおっさんです。
子供のころ、テレビの企画でろくに走ることもできないタレントの姿を見ながら「あんな大人に絶対ならないわw」と思っていました。
ところがどうでしょう。現実はボクも世のおっさんの例に漏れず、加齢に比例して体力が失われていく様を実感しているうちの一人です。
どうしてこうなった。何だか書いていて涙が出てきました。
で、「なんとかこの状況を打破したい!」なんて強い意志があったわけでもなく、「友人が最近始めたから」という理由で、『リングフィット アドベンチャー』を購入したんですね。
驚いたことに、『リングフィット アドベンチャー』を数日プレイしただけで絶望のおっさん化症候群はたちまち劇的に改善しました。
やっぱり運動は大切なんですよ、みなさん。
『リングフィット アドベンチャー』って何?
『リングフィット アドベンチャー』は 2019 年に任天堂から発売された、Nintendo Switch専用「フィットネスソフト」です。「フィットネスソフト」ってなんやねんって感じですね。
一言で言えば、「リアルに運動することで攻略していく」ゲームです。イメージとしては、Wii にあった『Wii Fit』が近いかも。
『Wii Fit』は専用コントローラー「バランス Wii ボード」に乗って、ヨガをやりまくるゲームでした。
『リングフィット アドベンチャー』は、これまた専用コントローラー「リングコン」を両手で持ち、太ももに「レッグバンド」を巻いた状態でプレイします。すると、プレイヤーの動きが画面上の主人公と連動するんですね。
で、ゲームに指示された通りの動きを再現して、さまざまな運動をこなしていくというわけ。すごい時代になったもんです。
リングフィットはここがいい
『リングフィットアドベンチャー』を遊んでいるだけで、「自重筋肉トレーニング」「ヨガ」「有酸素運動」を満遍なく、そして無理なく継続してこなすことができます。
かつて、こうした運動というものは常におのれとの戦いでした。どんなに辛くても、あらかじめ決められた回数の筋トレを行う。事前に決めた時間走り続ける。そして、3 日後。緊張の糸が切れてしまって二度とトレーニングが再開されることがない。
そう。典型的な三日坊主量産機。それが運動だったのです。
ところが、『リングフィットアドベンチャー』を仲介役に挟むだけで自然と「あ、今日もやらなきゃな」という気持ちになりますし、気づけば実際に体を動かし始めます。
我ながらモチベーションが続くことが不思議でした。なんでなんだろうと考えたときに、いくつか思い当たるポイントがありました。
- ゲームにトレーニング量を指示されるからおのれの弱さで妥協できない
- プレイするたびゲームが褒めてくれる
- すべてのトレーニングの累積回数・時間が表示されて自分の頑張りが見える
- 正しいフォームを教えてくれるからトレーニングに迷いがない
- 勝手にメニューを考えてくれるからとりあえず起動するだけでいい
といった感じ。加えて運動強度も 30 段階から選ぶことができます。運動が苦手な人、あまりにでっぷりしてしまってまともに歩くことができないような人でも、安心してプレイができます。
もちろん、全世界男子諸君が憧れる筋肉モリモリのマッチョマンでもやる価値はあるみたいですよ。
ガリガリこそリングフィットをやるべき理由とは
ボクは身長 170 cm 台前半、体重 50 kg 台前半。BMI でいうところの痩せ型ガリガリ野郎です。ガリガリ勢に「ダイエット」という言葉は禁句だったりします。なぜならガリガリがダイエットをすると、いよいよミイラになってしまうから。
「ガリガリのくせに『リングフィット アドベンチャー』なんかやって大丈夫? ダイエット用ゲームじゃないの?」
実はボクも最初はそう思っていました。ところがプレイを重ねていくうちに、ガリガリだからこそ『リングフィット アドベンチャー』をプレイするべきだと気がつきました。
リングフィットで筋肉がつくことによって、信じられないくらい日常生活でのバイタリティが向上したのです。日中疲れることが減りましたし、歩く速度もめちゃくちゃ速くなりましたよ。
確かに『リングフィット アドベンチャー』のメインシナリオ「アドベンチャー」モードでは、有酸素運動をふんだんと行う必要があるので超絶ダイエットメニューをこなすことになります。
そこで活用したいのが「カスタムメニュー」モード。自分好みにトレーニングメニューを設定できるゲームモードです。ここで筋トレメニューだけひたすらこなせばいいのです。
このモードで一日一部位、「うで」「むね」「はら」「あし」順でプレイをすると、有酸素運動を排除しながら筋トレを継続できるというわけ。ボクはアドベンチャーを数日プレイしたのちこの事実に気がつき、目から鱗でした。
ただし、「むね」だけは正直トレーニング効率が悪いです。リングコンではあまり負荷がかけられないので。ボクは胸のトレーニングだけ普通に腕立て伏せをするようにしています。
リングフィットで妥協しない「くせ」が身に付いているので、普通の筋トレでもちゃんと続けられるのがまた成長を実感するタイミングです。
今では通常価格で普通に買える『リングフィットアドベンチャー』
『リングフィットアドベンチャー』って、転売でめちゃくちゃ価格が高騰していた時期がありました。ボクはずっとそのイメージが続いていたので、興味はあったけれど入手を諦めていたんですね。
現在は随分とその状況も落ち着いたようで、普通に Amazon など通販で定価で買えてしまいます。ボクも Amazon で購入しました。
『リングフィットアドベンチャー』は、フィットネスジムの月額費用と同額程度の初期投資で継続した運動環境が手に入る魔法のアイテムだと思います。フィットネスジムと違っておうちで完結する手軽さも継続する上で超有利。
ボクは引きこもりなので、ジム通いが面倒くさくて続かなかった過去がありますw
そんなボクでも続けられているので、やっぱりよくできたゲームだと思います。おすすめです。
コロナ禍で運動不足を感じているあなたに、ぜひ。ボクも筋肉モリモリマッチョマンを目指します。