iPhone を購入したらセットで買いたくなるもの No.1 といえば。そう、ケースですよね。
サードパーティ製のケースもいいけれど、やっぱり Apple 純正のケースがいい!
ということで今回は、Apple 純正のケース「レザーケース」と「シリコーンケース」を比較レビューします。
ミッドナイトのレザーケースとシリコーンケースを比較
今回比較するのは「iPhone 14 Pro 用レザーケース」と、「iPhone SE 用シリコーンケース」のふたつ。
どちらもカラーはミッドナイトです。
正直な気持ち、真っ黒なカラーを用意して欲しいなあ。ミッドナイトは中途半端に青くて、違和感があるんですよね。
閑話休題。今回は購入直後の状態で比較をお届けします。
今後一年間継続して使い続けて、経年変化によってどのように変わっていくのか。一年後にもレビューをお届けする予定です。
レザーケースはどんな特徴があるの?
レザーケースのラインナップ
レザーケースはその名の通り、革製です。価格は iPhone 14 Pro 用で 9,380 円。iPhone 14 Pro 本体価格の約 6 % に相当します。お高い。
ちなみに 2022 年 10 月現在では、以下の機種向けにラインナップがあります。それぞれ互換性はありません。価格はどれも変わらず 9,380 円 (税込) です。
iPhone SE 用の在庫は、2022 年 11 月時点ですでに存在しないようです。
- iPhone 14 Pro MAX
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14
- iPhone 14 Plus
- iPhone 13 Pro MAX
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13
- iPhone 13 mini
- iPhone 12 Pro MAX
- iPhone 12 Pro / iPhone 12 (両対応)
- iPhone 12 mini
レザーケースのカラーラインナップ
カラーは iPhone の世代ごとで微妙に変わっています。彩度が低く、シックな印象が強いカラーが中心です。
売り切れてしまうとほとんどの場合在庫は復活しないので、欲しいカラーがあるなら早めに購入するが吉。
iPhone 14 世代 (2022 年)
iPhone 13 世代 (2021 年)
iPhone 12 世代 (2020 年)
レザーケースの外観
高いだけあって、価格相応の高級感と重厚感を感じます。
外側と内側で異なる素材が使われていて、外側はほぼ全体が革素材でできています。ただ、電源ボタンや音量ボタンの部分だけ革ではなく、金属製。押し心地はとても軽く、裸の時と比べてもほとんど違和感はありません。
内側の iPhone の背中部分は布っぽい素材になっていて、iPhone が傷つかないための工夫が施されています。
同じ内側でも、側面部分は全て革で覆われています。
まとめると外側から内側側面までが革、それ以外は布と金属という、合計で 3 種の素材から構成されています。
革部分の質感は軽く触れればさらさらと。強めに握るとちょっぴりねちゃっとした感じ。
レザーケースの使い心地
決して悪くはないんですが、普段 iPhone はケースなしの裸で使ってきたボクにとって、この触り心地はかなり違和感があります。恐れ多くて気軽に iPhone を手にすることができなくなってしまいました。
また、革製であることを気にして濡れた手で触ったり、飲食店のテーブルに置きづらいのも日常使い的にはイマイチです。
全体的に高級感を演出することはできるけれど、使い勝手は窮屈になる。それがレザーケース。こんな印象を抱きました。
ちなみにレザーケースをつけた iPhone 14 Pro はバカみたいに重たいです。だいぶ慣れてきたものの、ゴロ寝スマホは腕が疲れてしまいます。
シリコーンケースはどんな特徴があるの?
シリコーンケースのラインナップ
レザーケースと同じく、名称の通りシリコーン製のケースです。
2022 年 11 月現在、iPhone 12 Pro MAX 用のシリコーンケースはストアに存在せず、一方で iPhone SE 用や iPhone 11 用など、古めの機種用の在庫が未だ余っているようです。
価格は 5,180 円。iPhone 12 〜 14 シリーズ用で 7,580 円。iPhone 11 用は 6,180 円。iPhone SE 用は 5,180 円です。レザーケースと比べるとややお手頃価格に収まっていますね。
- iPhone 14 Pro MAX
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14 Plus
- iPhone 14
- iPhone 13 Pro MAX
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13
- iPhone 13 mini
- iPhone 12 Pro / iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone 11
- iPhone SE
シリコーンケースのカラーラインナップ
レザーケースと比べてカラーラインナップが圧倒的に多いのが特徴です。彩度が高めなカラーが多く、フレッシュな印象を与えます。より iPhone をあなた色に染めやすいのではないでしょうか。
こちらも売り切れてしまうとほとんどの場合在庫は復活しません。気になるカラーは早めに購入して確保しておきましょう。
iPhone 14 世代 (2022 年)
iPhone 13 世代 (2021 年)
iPhone 12 世代 (2020 年)
iPhone 11 世代 (2019 年)
iPhone SE
シリコーンケースの外観
外側は一面シリコン製。レザーケースと違って、電源ボタンや音量ボタン部分も素材がシリコンで統一されています。
内側もレザーケースとは異なり、シリコーンケースは側面も含めて全て布製素材になっています。
シリコーンケースの使い心地
質感は想像通りのシリコンって感じです。いい感じにサラサラで気持ちがいい。見た目も思いのほか安っぽさがありません。
ただ、シリコンは素材の特性上、使用期間が長引くとネチャネチャしてきがちなんですよね。シリコーンケースがいつまでサラサラ気持ちがいい状態を保ってくれるのかが注目ポイントの一つです。
レザーと違って水濡れを気にしなくて良いので、ケースなしと近い感覚で気軽に使えるのは評価できます。見た目も使い勝手も個人的にはシリコーンケースの方が好みかも。
しかし、シリコーンケースには致命的な問題点があります。それがボタンの押し心地。電源ボタンも音量ボタンもとんでもなく硬く、押しづらいです。
音量ボタンはそんなに触る機会がないのでまだ許せますが、iPhone をスリープさせるために高頻度で押す必要がある電源ボタンが使いづらいのは、看過できない問題です。
裸派はわざわざ買う必要なし、買うならサードパーティ製の方がいい
本音を言わさせてもらうと、レザーケースもシリコーンケースも個人的にはだいぶイマイチです。シリコーンケースの方が少しマシかなくらい。
ボクは本来、スマートフォンは裸派です。「そもそもケースを使いたくない」なんて元も子もないところはありますが、それでも今後 Apple 純正ケースはわざわざ選ぼうとはしないでしょう。
Apple 純正ケースに共通する一番のイマイチポイントは「分厚さ」。ケースをつけるだけで iPhone のサイズが一回りも二回りもデカくなります。
よく iPhone を手から滑らせて地面に落とすような方には安心できる、嬉しい厚みなのかもしれません。
でもボクは違います。人生で iPhone を落としたことはほとんどありません。そんなボクからするとこの厚みはかなりのストレス要因です。
また、「カメラ」や「スピーカー」の穴の開き方があまり美しく感じないのも純正ケースのイマイチポイント。
この点は以前使っていたサードパーティ製のケース「MYNUS (マイナス)」の方がよほど高クオリティで、また厚みも控えめで使いやすかったです。
記事執筆時点では「MYNUS」にまだ iPhone 14 シリーズ向けのラインナップがありませんが、iPhone 11〜13 シリーズ、SE シリーズ用はラインナップされています。
Apple 純正ケースは「その見た目が好きでたまらない人」、「ボクみたいにネタとして試してみたい人」、「Apple 信者の人」向けの製品だと感じました。
上記に該当されない方は、サードパーティ製のケースを購入されるか、裸で iPhone を使った方が幸せになれることでしょう。