日本時間 2022 年 10 月 25 日 (火曜日) 未明、Apple は最新の iOS バージョン 16.1 を配信しました。
バグやセキュリティ修正のほか、各種機能がより使いやすくなるための調整が入っています。
バッテリー残量表示が見やすくなった
多くの方にとって朗報なのが、バッテリー残量表示機能の改善です。
パーセンテージが表示されていても、残っているジュースの量に応じて、バッテリーアイコンは徐々にいっぱいになり、空になります。
iOS 16.1 から、バッテリー残量のパーセンテージを表示していても、残量に応じてバッテリーアイコンも対応して変化するようになりました。
残量が多いほどバッテリーアイコンがいっぱいに。少ないほど空っぽのように見えます。
今回のアップデートでより直感的にバッテリーの残量を把握することができるようになりました。
iOS 16.0.3 以前のバージョンでは、数字を表示している場合のアイコンはバッテリー残量が 20 % を下回るまでいっぱいに保たれたアイコンが表示されっぱなしでした。
この以前の仕様に対してユーザからはかなりの批判が集まっていて、これを受けて Apple は今回の改善を行ったことになります。
Dynamic Island の「表示」「非表示」「分離」が選べるようになった
iPhone 14 Pro / MAX に搭載された新機能 Dynamic Island にも修正が入り、その表示方法を任意に選べるようになりました。
「タイマー」などで Dynamic Island を一枠消費している場合、Dynamic Island を左右にスワイプすることで表示、非表示をスムーズに変更できます。
「タイマー」+「ミュージック」などで Dynamic Island を 2 枠消費している場合は、左右スワイプで表示、非表示を変更できるほか、上下にスワイプすることで 2 枠表示、1 枠表示を切り替えることができます。
なお、2 枠消費をしている時に 1 枠表示する場合、任意のアプリを選ぶことはできないようです。その 1 枠に表示されるアプリヒア iOS で優先順位があらかじめ決められているようで、[通話] > [タイマー] > [ミュージック] の具合に、Dynamic Island 優先順位の最も高いものが自動的に表示されます。
その他 iOS 16.1 の新機能
「iCloud共有写真ライブラリ」の実装
iCloud 上に最大6人が参加できる独立した iCloud のライブラリを作成して、そこに写真や動画を登録することで家族や知人と共有できる機能が実装されました。
「ライブアクティビティ」他社製アプリに対応
ライブアクティビティはロック画面に表示される通知の内容をリアルタイムで切り替える機能で、たとえばスポーツの結果や出前などの最新状況を確認するのに便利です。
バッテリー残量パーセンテージ表示対応端末が増加
iOS 16 リリース時には対応していなかった iPhone XR、iPhone 11、iPhone 12 mini、iPhone 13 mini などの機種でも、バッテリー残量のパーセンテージを表示できるようになりました。
[設定] > [バッテリー] > 「バッテリー残量 (%)」のトグルをオンにすることで有効化できます。
Dynamic Island のアウトライン表示
背景が限りなく真っ黒な場合、または iPhone がロック中に Dynamic Island が使用中になると、Dynamic Island の周りに灰色の境界線が表示されるようになりました。
「ウォレット」アプリが削除できるようになった
EU の独占禁止法との関係性による仕様変更と考えられています。
ロック画面から壁紙をカスタマイズできるようになった
ロック画面を長押しした後に [カスタマイズ] ボタンををタップすると、ロック画面またはホーム画面のいずれかをカスタマイズする選択肢が表示されるようになりました。
これらのほかにも、複数の問題のバグ修正も含まれています。
