Duolingo を 2 年間続けた結果、日常会話はほとんど完璧?

先日、フィンランドから友人とその兄の 2 人が日本に来訪する出来事がありました。

特に事前に知らされたわけではなく、直前の金曜日の夜に突然「are you himajin tomorrow?」と Discord に着信。そしてそのままの勢いで土曜日と日曜日の 2 日間、一緒に東京を観光することに。

あまりにも超展開です。

でも大丈夫、ボクは Duolingo を 2 年間毎日続けてきたんです。

「日常レベルの英会話なら、まあ何とかなるやろ」の精神で突撃してきました。

これが 2 年間の努力の結晶
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初の英会話実践でも、6〜7 割程度は聞き取れるヒアリング能力

日常的に英語を使う機会が全くないボクにとっては今回の東京観光が、Duolingo を始めてから最初の実践英会話でした。

このフィンランドの友人とは、ボクが Duolingo を始める以前に、レースゲーム『クラッシュ・バンディクーレーシング ブッとびニトロ!』の世界大会で知り合いました。ボクは日本代表で、彼はフィンランド代表ってわけ。

当時のボクは英語がからっきしだったので、彼らとの会話はもっぱら他の代表メンバーに任せるか、あるいは DeepL を駆使してかろうじてテキストチャットを交わしている程度でした。

今はボクはそのゲームをプレイしておらず、数年越しに突然訪れた英会話の機会。それもリアルで、しかも 2 日間の長丁場。

当然、不安や緊張を抱えて当日を迎えることになります。

ところがこれらの不安や緊張は杞憂でした。

緊張の 1 日目

集合場所は秋葉原。

対面を迎えたボクの第一声は「Hi, Nice too meet you. I’m taheiN, I was the best CTR* player in Japan!」(やあ、初めまして。ボクが taheiN、CTR が日本で一番上手かったプレイヤーだよ!)。

* CTR:
ボクが日本代表としてプレイしていたゲームの略称。『クラッシュ・バンディクー レーシング ぶっとびニトロ!』

これには彼らもニッコリ。つかみはバッチリです。彼らは笑顔でお返事してくれました。

お返事してくれた内容はまだ緊張していたこともあって覚えていませんが、思った以上にしっかり聞き取れたことは鮮明に覚えています。

その瞬間、不安は自信に変わりました。

右は一緒に遊びにきてくれた口笛世界王者で CTR でも日本代表だった Romu ちゃん (本人の強い希望で掲載)

この日はご飯を食べたり、ポケモンカードを買いに行ったり、ゲームセンターやバッティングセンターに行ったりなど楽しんで、気づけば夜。

フィンランドには夏場にエアコンがないだとか、ビル群がないだとか、さまざまな雑談をしながら 1 日目が終わりました。

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青柳呂武オフィシャルサイト – https://romuromoon.wixsite.com/romuromu

充実の 2 日目

2 日目は浅草に集合。浅草、皇居、もう一度秋葉原と一日かけて周遊しました。

幾度となくゲリラ豪雨に遭遇しながら、「フィンランドも今まさに雨が降っているみたいだ」と動画を見せてくれたり、好きなアーティストについてだったり、もっと英語をスムーズに話せるようにするにはどうするべきかだったりなど、この日も色々と雑談をしていました。

最後は Romu ちゃんの家にお邪魔して、吉野家の牛丼を食べながら CTR で遊んでお開きです。

2 日間を終えて

2 日間を通して、英語の聞き取り精度は体感で 6 〜 7 割程度だと思います。もちろん彼らがやさしい表現を多用してくれていたおかげではありますが、それでも思っていた以上に聞き取ることができて、驚きました。

聞き取りが難しかったのが、知らない単語や文法が連続する場面。そうなると前後の文脈から意味を類推することもできません。

部分的に意味が汲み取れなかった時にはその単語がどういう意味かを質問して、全体的にほとんどわからなかった時には仕方がなく iPhone を手渡し、Google 翻訳にテキストを入力してもらって会話を成立させていました。

スピーキングが課題、習った内容の 2 割程度しか引き出せなかった

ヒアリングはまあ何とかなったとして、やはりというべきかスピーキングには課題が残りました。

日常会話や、観光地の簡単な説明こそある程度できるものの、咄嗟に出てくる表現や文法がとにかく偏っちゃう。

もっと適切でスマートな表現や、より正しく意味が伝えられるような文法をもっとたくさん学習してきたはずなのに、それらを活かし切ることができませんでした。

ここは結局、普段からどれだけアウトプットをしているかによる部分なのだろうなと思います。本格的に話せるようになるためには、使う場面をもっと増やさなくてはなりません。

Duolingo を続けたことで、何よりも最高の思い出ができた

あれこれ書いてきましたが、何よりも最高の思い出ができました。遠路はるばるフィンランドから日本に来てくれて、そして一緒に観光してくれて本当に感謝しています。

観光中に彼らがボクにプレゼントしてくれた箸

今の時代、英語は AI に任せれば自分で学習する必要はないと主張する人がいます。

ボクもある側面ではそうだと思います。例えばボクは仕事の中で英語を要する場面はごく稀で、あったとしても常にメールかチャットなので、ChatGPT に翻訳させておけば全てがスムーズに完結します。

ところが、友人とリアルタイムに出来事を共有して楽しむためには、英語力を身につけて、自身で使いこなせるようにしておかなければ話になりません。

今回の東京観光はボクにとってかけがえのない思い出になりましたし、英語の勉強を続ける一層のモチベーション向上にもつながりました。

もっと学生時代からきちんと学んでおけばよかったとも思う一方、いつ来るかもわからない英会話の本番に向けて、この 2 年間 Duolingo を続けてきた自分を褒めてあげることにします。

Duolingo で英語を勉強していて、本当に良かったです。

Duolingo のいいところは、教科書と違って、常にリスニングでの勉強を強いられることにあると思っています。

単語や文法をテキストと音の両面で理解できるし、テキストだけではわからない音のリンキングも自然と習得できる点で特に優れています。

皆さんもぜひ、Duolingo を遊び続けてみてください。きっといいことがあるはずです。

なお、記事中の写真は全て SONY α7C と、SIGMA の各種レンズで撮影しました。

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