結論: 死神は「倒すもの」ではなく「稼ぐもの」
1 回のクロウルで 600 万コイン。
『Vampire Crawlers (ヴァンパイアクロウラーズ)』(以下ヴァンクロ) では、パワーアップの購入やジェムの封印など、何かとコインが必要になります。この記事では、私が実際にやってみた「死神オーバー キル金策」のパーティ構成、デッキの組み方、道中の立ち回りを、できるだけ再現できるように書いていきます。
なぜ死神で稼げるのか

まず本金策の仕組みを整理しましょう。
道中の敵は数が限られています。どれだけ効率よく倒しても、手に入るコインには天井があります。
一方、死神 (レッド・デス) はステージ クリア後に現れ、倒しても何度でも復活します。つまり戦える回数に上限がありません。
「欲深さ」のステータスを最大の 1,000% まで上げた状態で死神を「究極のウルトラ・オーバーキル」すると、1 戦あたり約 50,000 コインが手に入ります。
これを延々と繰り返す。それがこの金策の骨子です。
赤色の死神じゃなくともカードを使いすぎて粉砕された際に出てくる紫色の死神 (トリックスター) でもいいじゃないと思われるかもしれませんが、こちらはデッキのカードを犠牲にする必要があり、持続可能性がないため NG です。

ただし、死神との連戦にはひとつ大きな制約がある
死神との戦闘開始時には、必ず 1 回デスしてしまいます。
「復活」ステータスのストックがゼロの状態では連戦ができません。戦闘中に復活を 100% 以上回復する手段がなければ、いずれこちらの体力が尽き果ててしまいます。
さらに死神を 1 体倒すたびに「呪い」ステータスが 100% ずつ上昇します。体力がどんどん増えていく死神を、毎回確実に倒し切るだけの火力も必要です。
この 2 つの条件、「復活の維持」と「青天井の火力」をどちらも満たすパーティを組む。ここがこの金策の設計の出発点となります。
パーティ構成: 復活・欲深さ・ドローの 3 軸

私は以下のメンバーをパーティに選抜しました。
| 枠 | クロウラー | 役割 |
|---|---|---|
| メイン | プニャーラ・プローヴォラ | ドロー効果でデッキの安定性を確保。初期カードも優秀 |
| サブ 1 | イグアナ・ガロ・ヴァレット | ワイルド カード使用時に「欲深さ」が上昇。金策と「コインカウント」のダメージ源 |
| サブ 2 | クロチ・フリート | ワイルド カード使用時に「復活」が上昇。連戦の生命線 |
なぜこの 3 人なのか
パーティは制約から逆算して決まります。
クロチは必須です。復活を上げるカード「ティラギス」は使い捨て効果なので、1 回使えば消えてしまいます。クロチだけが、ワイルド カードを使うたびに継続的に復活を稼ぐことができます。死神と連戦するならこのキャラ以外の選択肢がありません。
続いてガロも必須。コインの入手量を増やす「欲深さ」を上げる「石の仮面」も使い捨てなので、ティラギスと同じ問題が起きます。ガロならワイルド カードを使うだけで欲深さが上がっていきます。
プニャーラは比較的自由枠ですが、「封魔の書」によるクロウラーの維持時間延長とドロー効果の噛み合いがよく、初期持ちカードの質も高いため、メインとして採用しました。
他の候補
金策以外の汎用的なクリアを目指すなら、以下のクロウラーもお勧めです。
- ポピア・ペコリーナ: 「マナの歌」によってワイルド カードを無限に自己生成でき、かつ手札とクロウラー効果が容易に事実上永続化します。汎用性では最強クラスではないでしょうか。
- モルタッチオ: 0 コストで破格の性能を持つ「骨」と、「防御力」の相性の良さによるコンボで文字通りの鉄壁。道中の安定感が抜群です。
デッキ構築:「入れないこと」が最大のテクニック


この金策で最も重要なデッキ構築の原則は、余計なカードを入れないことです。
デッキが肥大すると、「引き寄せのオーブ」で欲しいカードが引けなくなります。必要なカードだけに絞り込むことで、毎ターン確実に動ける安定感を作りましょう。
必須カード
| カード | 枚数 | 役割 |
|---|---|---|
| 拳銃『エイト』or『フィエラ』 | 5〜6 | 「コインカウント」を積む死神戦のメイン火力。道中では「トリプルダメージ」で活躍。 |
| 時止めのナイフ | 1〜2 | 死神や序盤のボスの行動を封じる |
| 引き寄せのオーブ | 2 | デッキ圧縮と手札の安定化 |
| 封魔の書 | 1〜2 | クロウラー効果の維持。0 コストかつ 2 穴なのでジェム台座としても優秀 |
| 白紙の学術書 | 1 | マナ回復 |
| 軽い魔導書 | 1 | マナ回復 |
| 重い魔導書 | 1 | マナ回復 |
| クローバー | 1 | 運の上昇で報酬の選択肢を増やす |
あると便利なカード
- ほうれん草の芽: 火力の底上げ。トリプルダメージ 3 積みの『フィエラ』と組み合わせると、道中の大半の敵を殲滅できます。
- 腕甲: 0 コストでコンボに組み込みやすく、ドロー力を補助できるため比較的まともなカード。
- 翼: マグナ礼拝堂 [8] の第一階層で確定入手できるワイルド カード。序盤のステータス育成に貢献します。
- 友情アミュレット: レベル アップで拾えるワイルド カード。かつ黄色のトリガーなのでプニャーラのドローも発動する、1 粒で 2 度おいしい性能。
- ブレスレット: 今回の運用では友情のアミュレットの下位互換。ワイルド カードが足りない場合の補助に。
ジェムの優先度

ジェムの選択がこの金策の成否を分けます。優先度順に解説します。
コインカウント: 死神戦のメイン ウェポンです。「ワイルド・コインカウント・コインカウント」の構成で『エイト』or『フィエラ』を 3 丁程度用意できると安心です。
ワイルド: 任意のカードをワイルド カードに変身させます。ガロとクロチの能力を発動させるために、付けられるだけ付けたいジェムです。お勧めの付け先は「フィエラ」「クローバー」「ほうれん草の芽」。
コインカード: 0 コストの「封魔の書」に 2 枚積みするのがお勧めです。カードが粉砕されるギリギリまで毎ターン使い続ければ、道中だけでもバカにならない金額を稼げます。また生み出されるコインカードはワイルド カードのため、死神戦中の「復活」回復にも有効です。
凍結: 時止めのナイフと同じ効果を得られます。0 コスト、あるいはワイルド化した「封魔の書」に付けると、コストゼロで敵を凍結できるため安定感が大きく上がります。
トリプルダメージ: 文字通りダメージが 3 倍の効果。CS は単体攻撃ですが、トリプルダメージは全ダメージに乗る点で優秀。3 積みした「フィエラ」1 枚 +「ほうれん草の芽」で、道中の火力は十分です。
クイックドロー: ターンの初手で付与したカードが確実に手札に来るジェム。「白紙の学術書」「引き寄せのオーブ」「重い魔導書」の 3 枚に積んでおくと、初手が安定するため事故率をほぼゼロにできます。
強奪: 必須ではないものの、余裕があるとより良い選択 1。敵を倒すとコインが手に入るようになります。敵を倒す前に使えると稼ぎが増えるので、余裕があれば。
ミダス: 必須ではないものの、余裕があるとより良い選択 2。手札にあるときに他のカードをプレイすると 1 ジェムあたり 55 コイン稼いでくれます。使用頻度の低い「時止めのナイフ」や「十字架」につけておくと、手札にいるだけで旨味。
陰陽: 必須ではないものの、レベル アップ時の逃げの選択肢。「引き寄せのオーブ」と相性が良い。
鍛冶師の宝石売りで、封印しないジェムはレアリティを統一しておくことが重要です。例えば「コモン」と「ウルトラレア」が共存していると、なぜかウルトラレアばかり優先されてコモン ジェムが全く出てこない現象があるあるで発生するからです。私はこの仕様に気がつくまで、コモンに下げたはずのコインカウントを永遠に取得できないマンに陥っていました。
理想は使うジェムを全てコモンまで落として、他を封印することです。そうすればレベルアップ時にもジェムが出やすくなります。

アルカナ

- 大暴れ: 欲深さ稼ぎと、無償のドロー効果が強力。序盤の安定感が段違いです。私はこちらを採用しています。
- チェーンリンク: 「引き寄せのオーブ」の効果が最大化されるため事故率を減らしやすいです。ただし、効果はあくまでターンをまたいだ時に限られ、戦闘が終わるとコンボは引き継がれません。道中含めて基本 1 ターンキル前提の勝負になるので、恩恵は限定的か。
通常プレイでは「マナサイフォン」も強力ですが、このデッキではマナを多く使用しないため、相性はあまり良くありません。
[8] マグナ礼拝堂 での立ち回り

ステージは「[8] マグナ礼拝堂」 がお勧めです。理由は 3 つ。
1 つ目は、道中が長く敵の数が多いこと。死神戦までにデッキとステータスを安定して育てきれます。道中で育て切っても、オーバー キルで稼げる金額は死神と他の戦闘とで変わらないので安心です。
2 つ目は、第一階層でワイルド カードの「翼」が確定で手に入ること。序盤からガロとクロチの能力を回し始められるため、ステータスの伸びが早くなります。
3 つ目は、道中に「鏡」が多く、カードのコピーを稼げること。特に CS を 2 枚積みした武器を鏡で複製できると、死神戦の準備を一気に整えられます。

レベル アップ時の判断基準
レベルアップ時の選択は慎重に。上記のカード一覧に載っていないカードは「選択肢消去」で積極的に消していきます。選択肢消去を使い切った後も、不要なカードしか並んでいなければ迷わず「スキップ」。
後半になると、それでも不必要にレベルが上がっていくことがあります。その場合はカードではなくジェムを選び、極力デッキが大きくならないように気をつけます。
「リロール」は宝箱で使いたいところ。レベル アップ報酬よりも、宝箱でジェムを狙い撃ちするほうが効率がいい。特に「コインカード」と「ワイルド」を早い段階で確保し、ワイルド カードをぶん回してステータスを育てていくのが理想の展開でしょう。
死神連戦の実際

デッキが完成したら、いよいよ死神との連戦です。
開幕でクイックドローで必ず手札にある「白紙の学術書」>「引き寄せのオーブ」>「重い魔導書」を順にプレイします。
次に手札の中に「『凍結』付きの『封魔の書』」と「引き寄せのオーブ (2 枚目)」があることを確認します。なければ先に適当な黄色のトリガーカードをプレイし、プニャーラの効果でこれらを引きましょう。
あとは 5 ターン目 (死神の攻撃タイミング) に合わせて凍結をプレイし、他のターンでコインカウント 2 積みのカードで攻撃。使い切ったらオーブで引き直しを繰り返すだけで OK。
「究極のウルトラ・オーバーキル」後は「コインカード」を使えるだけ使い、他のワイルド カードと合わせて「復活」が増えたことを確認したらターン終了。特に考える必要もなく、完全にパターン化できます。
CS 2 積みの武器が 3 本あれば、呪いが大きく上昇しても安定して倒すことが可能です。私のプレイでは、呪い 6,800% の時点でも火力カードにヒビが入る前に撃破できていました。この時点で飽きてやめてしまったものの、体感としては 8,000% くらいまでならまだ余裕がありそうです。
1 戦ごとに約 50,000 コイン (ミダスと剥奪で実際にはそれ以上) が入ってくるので、淡々と繰り返すだけで財布が膨れ上がっていきます。ただし、6,800% まで到達するのに道中も含めて 6 時間以上かかりました。原作の『Vampire Survivors (ヴァンパイアサバイバーズ)』にあった「サミー」を使用したような放置稼ぎは、おそらく今のところできません。とはいえ、もっと効率的な稼ぎが見つけられそうではありますね。
この稼ぎ方法は何度か繰り返していくうちに再現性が高まる
この金策は、初回プレイからいきなり完全に再現するのは難しいと思います。
最大のボトルネックは狙ったジェムの獲得です。封印できているジェムの数が少ないうちは、どうしても狙い撃ちしづらいのでリロール回数が足りなくなる恐れがあります。
この方法で何度か周回してコインを稼ぎ、鍛冶師の宝石売りで不要なジェムを封印していくことで、欲しいジェムの出現率を徐々に上げていくことができます。回を重ねるごとにデッキの完成度も安定してきます。
初期の不安定な環境の中でも一周で 200 万コイン程度は稼げたりするので、1〜2 周した頃にはかなり安定化させられるようになっているはずです。
※ この記事は v1.4.0 時点での検証に基づいています。アップデートで仕様が変更される可能性があります。

