節約の年。
気がつけば大晦日。
前回の記事にて『Minecraft Dungeons』を購入した旨をお伝えし、そのゲームで遊びすぎたらどうしようとフラグを立てておりましたが無事回収。冬休みの 2 日間を丸々消費してしまいました。難易度アポカリプスが難しすぎるんじゃ。
それでは昨年に続き、2020 年のベストバイを見ていきましょう。
2020 年は昨年に宣言した通り、節約の年にすることができました。ちょうど新型コロナウイルス感染症の流行もあって、節約しやすい環境となったのは 2020 年の数少ない良い点だったかと思います。
第 5 位: 無印良品 爪やすり
2020 年に初めて知った豆知識かつ衝撃的だったものとして「育爪」があります。爪の綺麗さは生まれつきのものではなく、きちんと手入れしてあげれば誰でも長く、綺麗にできるということらしい。
爪には多少なりともコンプレックスを持っていたので、紹介されていた手入れ法の中で最も手軽そうだった「爪切りを使わず、やすりで爪の長さを維持する」ことを 3 カ月ほど継続中。確かにピンクの部分が以前より気持ち長くなってきました。このまま 2021 年も続けてめちゃくちゃ綺麗な爪を手に入れてやろうと思います。
正直メーカーは無印良品でなくてもなんでもいいと思います。
第 4 位: LG ウルトラワイドモニター (34WK95C-W)
このモニタを購入する際 4K のデュアル構成かウルトラワイドにするかでしばらく悩みましたが、以下のような検討を経てウルトラワイドを選択。結果、とても満足しています。
検討要素 1: ウルトラワイドよりも 4K の方が綺麗だよね
実際に店頭で確認したところ Windows は 4K モニターを使ったところで大して綺麗じゃないことが判明。実際 267 dpi を有する Surface Book 2 を日用していても綺麗だと感じることはありませんでした。4K 27 インチでは 157 dpi しかないので、そらそうなる。
綺麗に見えないのなら 4K にこだわる必要がなくなりますね。ということで一つウルトラワイドが優勢に。
検討要素 2: デュアルモニタって姿勢が悪くなるよね
ウルトラワイド入手前は 24 インチ 2 枚のデュアルディスプレイ構成でした。デュアルディスプレイはシングル環境と比べて作業領域が広くなり間違い無く便利です。ただ、便利さの代償として姿勢が悪くなります。
デュアルディスプレイにするとディスプレイ同士の間にベゼルによる境界線が生まれてしまうので、体を机に対してまっすぐにし続けることが不可能。使用する左右のディスプレイを見るために体や首を斜めにした状態で固定する必要があります。
一方でウルトラワイドはシングル運用で広い作業領域の確保が可能。そしてベゼルの境界線もないため、常に正面を見ながら作業することができます。
ボクは自宅の環境を整える際には体への負荷をできるだけ軽減することを第一方針にしていますので、ここでもウルトラワイドがいいなあとなりました。
ということで購入に至った初めてのウルトラワイドですが、このモデルは画面が湾曲していることもありとにかく没入感がすごい。YouTube 動画すらフルスクリーンでつい見たくなっちゃう。もちろん作業もやりやすいですよ。画面真ん中=真正面に作業ウィンドウを設置できるので。
ただ、モノ自体はとてもいいのですが最近はデスクトップ PC を使用する機会がめっきり減ってしまったのでここまで長文を書いておきながら順位は低め。
第 3 位: Apple Watch Series 6 (40 mm) + ブレイデッドソロループ
持っていない Apple 製 OS が残すところ tvOS のみとなってしまった。
そうです。実は今年の 10 月に Apple Watch を購入いたしました。この子は生活の中で大きな主張こそしてきませんが、痒いところで生活の便利さを支えてくれる後方支援型のガジェットですね。
購入前はそもそも腕時計をつけておらず、「Apple Watch なんていらんやろ」とずーっと思っていたのですが身につけてみると案外便利でした。
時計を見るときにスマートフォンがいらない、改札を通るときにスマートフォンや定期券がいらない、電子決済の時にスマートフォンがいらない、タイマー計測の際にスマートフォンがいらない、睡眠トラッキングにスマートフォンがいらない、etc……。
と、さまざまな場面でスマートフォンの代替になってくれます。スマートフォンを手持ちやポケットに入れて持ち運ぶ必要がなくなりますから、Apple Watch が 1 つあるだけでとても身軽になれます。歩幅や心拍数、睡眠などのトラッキングも行ってくれるので、自然と健康に気を使い始めるようになるのも Good なポイントと言えるでしょう。
充電が一日しか持たない点が唯一のネック。
また、同時購入したブレイデッドソロループは購入当初は推奨サイズより一回り小さなものを選んだにもかかわらず、現時点で既に割とガバガバになってきています。ラップトップ PC の筐体にバックルが重ならないという特有で最大のメリットを有するソロループバンドですが、その耐久性にはやはり難があるのかも知れません。
第 2 位: Incase City Compact Backpack
2019 年にサムソナイトのビジネスバッグを購入したのですが、ボクの持ち歩く荷物の重量に耐えきれず 2 カ月間に 3 本の純正ショルダーベルトが引きちぎれました。それ以前は ACE のビジネスバッグを使っており、こちらは 5 年ほどショルダーベルトがちぎれることはありませんでした。
サムソナイトのショルダーベルトがゴミ同然であることは明白ですが、いずれにしてもビジネスバッグでは重量問題を解決できないと思いまして、初めてビジネスシーンに使うためのリュックサックを購入しました。もちろん、ガジェットの保護は必須条件でしたのでガジェットオタクから定評のある Incase を選択。
感動したのが重さを感じさせない背負い心地。サムソナイトのショルダーベルトがちぎれた分と同量の各種ガジェットや荷物を詰め込んでいても、体にピッタリと吸い付くような感覚といいましょうか、とにかく全く重たくない。すっごい。
片方の肩にベルトを掛けるビジネスバッグと違って両肩にベルトをかけるリュックサックは腰への負担も少ないようで、心なしか 2020 年は腰の調子が良かったように思います。久しぶりにぎっくり腰にもならなかったし。
第 1 位: Apple MacBook Air (M1、2020)
2 年連続で MacBook Air が 1 位になりました。どないやねん。
「コンピューティングの革命だ」とまで世の中から絶賛されている M1 Mac ですが、ボクにとっても革命をもたらしてくれる 1 台でした。マジでプライベートのことは基本これ一台で完結するようになりましたからね。
Windows 95 時代からずっと Windows ばかり使い続けていたので、ボクはてっきり自分自身が Windows 大好きマンなのだとずっと思って生きてきました。ところが、今は完全に Mac 信者。
ある友人がたまたまボクと近い時期に Windows から Mac に乗り換えており、彼もまたボクと同様に現在は Mac 信者化しています。彼曰く「Mac を触ってみると (Windows を使っていた頃には) 気づいていなかった小さなストレスが積み重なっていたことに気づき始めた」とのこと。
確かにその表現は的を射ているなあと。振り返ってみればたとえば Windows はコントロールパネルと設定がごちゃごちゃになっていたり、画面の表示が 4K モニタでもあまり綺麗でなかったり、デフォルト搭載の Microsoft 純正アプリですらバグだらけだったりと、ボクも「はい、これ小さなストレスでした!」と声高に言えるような思い当たる節が多数。
Mac にもシステムフォルダにアクセスするのが面倒くさいなどの使いづらさを感じる場面もないことはないですが、今のところ大きく不自由する場面はなくとても快適。使用しない日がないほど愛用しています。
M1 Mac の詳細なレビューは過去記事を参照ください。
2020 年に捨てたもの
買ってよかったものが少ないので、今年は逆に不必要になって捨てたものもご紹介しようとお思います。
BoYata ノートパソコンスタンド
2019 年に購入したラップトップ PC スタンド。
「ラップトップ使用中の目線を高くすることによって肩こりを防ぐ」という効果が謳われるスタンドの効果を実際に 1 年間ほど試してみましたが、使わない方がいいなというのがボクの結論でした。
まず、目線までラップトップのディスプレイ位置を上げるためには結構な高さが必要になります。そこまでの高さを持たせるとラップトップのキーボードやトラックパッドが使えなくなってしまいますから、別途マウスやキーボードを外付けで用意する必要があります。
さて、外付けでキーボードを用意すると、キーボードを設置するためのスペースが必要になります。すると自ずと顔とディスプレイとの距離が伸びていくのですが、ここでたかだか 13 インチそこらのディスプレイに対して取らなくてはいけない距離が長すぎる問題が発生。
結果としてスタンドを使用することによって目が疲れ、かえって肩こりが加速するというただただ悪影響しかありませんでした。
ラップトップ PC スタンドを用意するくらいなら、外付けのデスクトップモニターを購入する方がよほど得策であると思います。
枕
意図的に捨てたわけではなく、洗濯した際にカバーが破れてしまった結果手元から失われただけなのですが、結果オーライでした。
枕を失う直前、たまたま訪れていた寝具専門店の店員さんから「枕はご自身が思っている以上に低めがいい」とアドバイスを受けていたことを思い出して、せっかくならネット通販で適当なものを買わずきちんと店頭で試してから買い替えようと思いながら、気づけば 1 カ月以上枕無しでの生活を継続中。
今回失った枕は 10 年近く使ってきた高さやや高めのビーズ枕。ビーズ枕は形がある程度固定されているので、ごろ寝 PC やごろ寝スマホに最適だったりするのですが、確かに最近朝起きた際に途方に暮れるような腰痛に悩まされることが増えてきていました。
枕無し生活は初めこそ違和感がありましたが、長年悩まされていた寝起きの腰痛がほぼなくなるという奇跡の事態に陥っており、「あの時の店員さんの言葉は本当だったのかも知れない」と驚きを隠せずにいます。思っている以上に低めどころか標高ゼロですけど。
腰痛に悩んでいる皆さん、枕の見直しが案外効果的かも知れませんよ。
Apple MacBook Air (2019)
正確に言えば「捨てた」のではなく「(M1、2020 モデルに)買い替えた」なのですが、この買い替えはボクに大きな気づきを与えてくれました。
それは、モバイル PC も結局高スペックがいいということ。過去、ボクがモバイル PC を買う際にはあくまでドキュメント作業がメイン用途ということで、必要最小限のスペックに抑えるように購入していました。
これはこれで省電力なので作業時間を担保しやすいだとか、必要になるスペックをしっかり把握・運用している PC オタク玄人感を出せたりして楽しかったのですが、ドキュメント作業以外のタスクをこなそうとした途端に無理が生じ、「外でやっても効率が悪いから、デスクトップ PC でやろう」と、目の前でできるはずのタスクを後回しにしてしまう問題が度々発生していました。
今回モバイル PC がハイスペックに置き換わったことでほぼ全ての問題が解決 (そらそうだ)。痒いところのニーズにもシームレスで応えてくれるハイスペックモバイル PC は、ストレスフリーな生活の実現にとても重要なものなんだなと気がつき、現在進行形で QOL が爆上がり中。
かつてはハイスペックモバイル PC は価格や重さ、消費電力の面からなかなか手が出せなかったのですが、やっぱり M1 すごいねってオチになります。モバイル PC の買い替えをご検討されていらっしゃる方。新年のお年玉におすすめですよ。