【レビュー】Touch ID 搭載 Magic Keyboard を使い続ける 3 つの理由と 1 つの欠点【Mac】

私は Mac のキーボードとして、純正の Touch ID 搭載 Magic Keyboard を愛用中。

もちろんサードパーティ製のキーボードにも魅力的な製品が多いことを理解していますし、実際に使ったこともありますよ。

それでも私が Magic Keyboard を使い続ける理由があります。

今回は私の使用体験をもとに、Magic Keyboard を使い続ける「3 つの理由」と「1 つの欠点」をまとめてお届けします。

目次

理由 1: 打鍵感が好き

Touch ID搭載Magic Keyboard(USB-C)のキーストロークは程よく短い

私はパンタグラフ式のペチペチとしたキーボードが大好き。押し込む距離が最小限でいいのが、実に快適です。

メンブレン式やメカニカル式は、押し込む距離が長すぎて私には違和感が強く、ミスタイプが増えてします。これは過去 10 年以上にわたって自作 PC × メンブレンで運用してきた経験を経ても改善しませんでしたから、今後も変わることはないでしょう。

Magic Keyboard は幸いなことに、パンタグラフ式 (正式名称は「シザー構造」)。ぺったん、ぺったん つるぺったんで、私ととても相性が良いのです。

余談ですが私はテンキーレス派でもあります。なぜならテンキーがない方が、マウスを自然な位置で操作することができるからです。

理由 2: MacBook 本体のキーボードの使用感と近い

Touch ID 搭載 Magic Keyboard(USB-C)と 16 インチ MacBook Pro のキーボードを重ねて比較
Touch ID キーを中心に Magic Keyboard と MacBook Pro のレイアウトを重ねた図。Magic Keyboard の方がキーピッチが広いなどの違いがある

厳密には全く同じではないのが残念ではありますが、おおよそ Magic Keyboard と MacBook 本体のキーボードの使用感は一致します。少なくとも、サードパーティ製のキーボードよりはよっぽど。

環境によらず、同じ感覚で使用できることはとても重要です。なぜならその分ミスタイプを減らすことができるから。

タイピングにおいて速度をあげることも大切ですが、それと同等あるいはそれ以上にミスタイプを減らすことを意識しなければなりません。

理由は単純で、ミスタイプを一度すると、ミスをしない時と比べて少なくとも 3 倍の動作量が要求されてしまいますからね。[ ミスタイプ ] → [ Delete (バックスペース) ] → [ 打ち直し ] と言った具合に。

塵も積もれば山となるような作業量を減らすことができるのは、Magic Keyboard の優れたポイントの一つです。

理由 3: 生体認証 (Touch ID) が使用できる

Touch ID 搭載 Magic Keyboard (USB-C) の指紋認証ボタン

指紋認証である「Touch ID」は Magic Keyboard でのみ使用することが可能ですサードパーティ製の指紋認証機器の使用は禁止されています。

生体認証は今の時代、利便性とセキュリティどちらの観点から見ても必須。

生体認証があれば、多くの場面でパスワードの入力をスキップできますし、また、パスワードレス運用をするにも生体認証が欠かせないですからね。

また、残念ながら Mac では Windows や iPad のような顔認証を使用できません

そのため実質的に、Mac では Magic Keyboard 以外のキーボードの選択肢が排除されているとも言える状態になっています。

私は Magic Keyboard の使用感がとても好きだからいいですが、そうではない人たちにとって選択肢が排除されている現状は、あまり健全とはいえないと、正直なところ思いますね。

Mac に Face ID が搭載されない理由を解説した記事

デメリット: Mac を切り替える時にケーブルを抜き差しするしかない

Touch ID 搭載 Magic Keyboard (USB-C) に USB-C ケーブルを接続して運用している図

そんな Magic Keyboard ですが、使用する上で一つだけ不満があります。

それは、Magic Keyboard は Mac の切り替えがボタンひとつで行えないということです。Mac を切り替えるには、USB-C ケーブルを抜き差しするしかないのです……

私は仕事用とプライベート用で Mac を使い分けていて、頻繁に切り替え作業が発生します。

ドッキングステーションに USB-C ケーブルを挿しっぱなしにしていれば、切り替えの都度 Magic Keyboard にそのケーブルを挿すだけで切り替えることができます。

……が、「だけ」と言ったものの、実際のところこの挿し替え作業は非常に面倒臭いです。

そのため在宅期間が長引き差し替えが頻発することが確定している時は、ドッキングステーションだけではなく、Magic Keyboard にも USB-C を繋ぎっぱなしにして、事実上の有線キーボードとして運用することが増えました。

これによって面倒臭さは改善されましたが、あまりスマートな運用とは言い難いですよね。机上に余計なケーブルが見えちゃうことにもなりますし。

ロジクール製品の「Easy-Switch」のように、接続先を簡単に切り替えられるようにして欲しいところです。

まとめ

上ではあえて触れていませんが、使い続ける理由の一つにデザインも当然含まれています。MacBook と違和感のない統一感を出せるのは、純正品ならではですね。

その上で打鍵感や Touch ID による快適な認証は、Magic Keyboard を愛用する上で非常に重要な要素になっています。

デメリットで述べた「スマートではない部分」すら含めて、Apple らしい体験のように思える Magic Keyboard は、今後も私の相棒として君臨し続けることでしょう。


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