極力サード パーティ製のアプリを使わずに、OS の標準機能でなんとかするのが、私が一貫しているスタイルです。
理由は過去、愛用していたフリーの Windows 用のアプリが、いつの間にかマルウェアに置き換わっているという『闇』を経験したことがあるから。
それ以来、純正でなんとかなる領域はなるべくサード パーティ製を使わないようにしてきました。
しかしそんな私でも、「Obsidian (オブシディアン)」には惚れてしまいまして。
Markdown を、タダで使える

まず重要なのが、Markdown を使用できる点です。
簡単な接頭辞をいくらか覚えるだけで、タイピングついでにテキストの装飾ができるのが Markdown の強み。効率的に作業ができるので、メモだけでなく情報整理や議事録作成など、あらゆる場面で重宝します。
Mac 純正の「メモ」アプリも Markdown ファイルの読み込み・書き出しには対応し始めましたが、Obsidian のように Markdown を前提としたエディターとして使えるわけではありません。
また Mac で Markdown を扱える主要なアプリは、ほとんどが購入やサブスクリプションが求められます。つまり課金が必要なのです。
しかし Obsidian は違います! Markdown は当然に使えて、そして無料!
端末間同期のためには課金が必要ですが、後述する iCloud との連携によってこれも不要!
完全にタダで、Markdown エディターが使えるのです。
メモごとに Markdown ファイルが個別に生成される

純正のメモとの違いは、一つ一つのファイルが個別の md ファイルとして生成されること。
更に Obsidian 上で作ったフォルダやファイルは、自動的に Finder 上でも同じ構造で整理してくれます。
つまり、データの蓄積として非常に優秀!
これの何がいいかというと、生成 AI との連携が非常にやりやすいのです。
例えばこのブログの原稿も全て Obsidian で作成して、フォルダ単位で ChatGPT や Claude に連携すれば、簡単に私の書き口等を再現できちゃう、といった感じ。
これは便利ですね。
iCloud で同期ができる

純正メモと同様に、iCloud 経由で Apple の端末間の同期を取ることができます。
厳密には純正メモとは異なる技術を用いての同期であるとのことですが、一度設定さえ完了すれば、実用上で違いを感じることは今のところありません。
また iCloud 経由で同期すれば、Obsidian に課金せずともクラウド連携できる点が素晴らしいですね。
注意点があるとすれば、公式課金の「Obsidian Sync」と違ってバージョン履歴がなく、また複数端末を同時編集すると稀に競合ファイルが生成されることがあること。
ただし個人で使う環境ではまず起きませんから、安心して OK です。
iPhone からも入力がしやすい

実は純正メモよりもツールバーにアクセスしやすく、テキストの装飾が非常に楽ちんです。これは予想外だし、期待していなかったポイントでした。
純正メモではテキスト装飾がとにかく大変なんですよね。Obsidian を使えばいとも簡単に装飾ができてしまうのだから驚きです。
「iPhone から原稿を執筆して、装飾も完了して、あとは WordPress の編集画面にコピペすれば、ブログが完成!」 なんてことが、スマホ アンチの私でも現実的になりました。
実際、この記事がまさにそうです。
テーマ (スキン) を切り替えられる

地味ながら、最大級に気に入っているのが、テーマ (スキン) の切り替え機能です。
Obsidian は CSS を差し替えて見た目を変更することができます。CSS は「テーマ」として、公式ストアに配布することも可能。
記事執筆時点で、ストアには有志が作成したテーマが 570 以上 (!) も公開されていて、我々ユーザーはそれらを自由に使用できます。

数多のテーマから好みのものを探して適用するこの感覚が、Windows XP 時代の「Winamp」を思い出して、感傷に浸ってしまうんですよね。
私は「Zen」のテーマで、カラーをシアンに設定して使っています。めっちゃ好み。
しかもこのスキン、Mac だけでなくて、iPhone にも同期されて適用されます。最高です。
まとめ
最近また世間で Obsidian が流行り始めていますが、実際に使ってみてその理由がよくわかりました。
- Markdown で書ける
- md ファイルとして残る
- iCloud で Mac と iPhone を同期できる
- iPhone からでも思った以上に快適に書ける
ここまで気に入ったエディターは、TeraPad を初めて触った時以来かもしれません。純正至上主義を捨ててでも、Obsidian は今後も使い続けていくことになりそうです。
まだまだ触れられていない機能も多く、もっともっと使い込んでいきたい所存。
無料で使うことができますから、皆さんもぜひお試しを。
Obsidian – Sharpen your thinking
https://obsidian.md/




