【350 時間レビュー】Steam 版『gogh』の長所と短所【Mac ユーザー目線】

集中支援ゲームgogh (ゴッホ)。相変わらず使い倒しています。

平日は今でもスマホ版を毎日のように使っていますが、自宅で腰を据えて作業するときは、Steam 版を起動することがほとんどです。

Steam 版 gogh を約 350 時間使用し、実績も 70% 以上解除したプレイヤーとして、今回はその長所と短所をレビューします。

目次

そもそも gogh って?

記事執筆時点の Steam 版 gogh のプレイ時間は 355.1 時間、実績数は 78 分の 58 個
記事執筆時点のプレイ時間は 355.1 時間、実績数は 78 分の 58 個。
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gogh は、かわいいアバターと作業空間を眺めながら、仕事や勉強への集中を楽しく続けるための作業支援ゲームです。

Steam 版にはポモドーロ・カウントアップ タイマー、ToDo リストなどスマホ版と共通の機能に加え、カウントダウン タイマー、日記、お絵かき、チャットなどを搭載 (2026 年 7 月時点)。

アバターや部屋を自由につくり、最大 16 人のマルチ ルームで、友人や世界中のユーザーと一緒にもくもく作業できます。

Mac にも対応している嬉しい仕様で、M1 (RAM 16 GB) 以上搭載のモデルで快適にプレイすることができます。

私は M1 Pro の MacBook Pro で起動することが多い一方、在宅勤務中は M1 MacBook Air でプレイすることも多くあり、いずれも軽快に動作しています。

スマホ版との仕様の違いや、スマホ版のレビューはこちらの記事をご参照ください。

M1 Pro は今でも実用的なのかレビューした記事はこちら

いいところ

まずは私が Steam 版 gogh にここまでハマっている理由を紹介しましょう。

いろいろな人のお部屋訪問が楽しいし、集中できる

Steam 版 gogh で作った一人用のマイ ルーム
私のマイ ルーム

スマホ版との 1 番の違いと言ってもいい「マルチ ルーム機能」の存在。Steam 版 gogh 限定の目玉機能です。

自分で作ったルームをオンラインに公開でき、また他の人が公開するお部屋に訪問できます。

つまり、お友達や世界中の人と、自分あるいは他ユーザーにとっての自室で、一緒にもくもく集中する空間が手軽に得られるのです。

世の中にはクリエイティブな人がたくさんいて、「どうやってそんなん作ったんや」と目を疑う素敵なお部屋が、いつでもたくさんオープンされています。

公開ルーム「喫茶『雨 × 雨』」さんで撮影した gogh のスクリーンショット
公開ルーム「喫茶『雨 × 雨』」さんにて撮影

そんなお部屋にお邪魔しては、他の人たちと一緒に作業に集中する感覚は、無料でカフェやコワーキング スペースを使っているようなもので、集中力を高める上で大いに役立ってくれます。

またスマホ版にはない、「お絵かき」や「チャット」などのコミュニケーション手段も導入されています。これらの機能でマルチ プレイの敷居が高くなっていると思われるかもしれませんが、安心してください。全く無視して大丈夫です!

事実、私はこれまで一度もこれらの機能に触れたことがありませんし、なんなら使い方すら知りません!

Steam 版 gogh も、単純な作業の集中スペースとして、スマホ版と同様に使うことができるってことですね。

スマホ版より自由度が格段に高い

スマホ版との違いはマルチ ルーム機能以外にもたくさんあります。

例えば「カウントダウン タイマー」の存在。その名のとおり、カウントダウンで計測できるタイマーです。

私は時間を決めてやりたい作業のときだったり、(gogh 以外の) ゲームの時間制限として使ったりしています。使う機会は少ないものの、痒い所に手が届く感じです。

Steam 版 gogh のカウントダウン タイマーを使用中のスクリーンショット
カウントダウン タイマー使用中のスクリーンショット

例えば「日記」機能。これまた名前のとおり、日記がつけられます。ゲーム内で書いた日記は、CSV ファイルとして出力可能。

gogh でなければならない要素ではないものの、「歴史学者 (100 日分の日記を書いた)」という鬼畜実績があるため、私は余裕がある日に書くようにしています。

もともと日記をつける習慣はありませんでしたが、これがだんだん楽しくなってくるのだから不思議ですね。いいきっかけになりました。

Steam 版 gogh の日記画面
gogh の日記画面

私にとってのスマホ版との大きな違いは、ルームづくりを含めたこれら 3 つです。他にもたくさん違いがありますので、ぜひ皆さんも実際に遊んで確かめてください。

続けたくなる実績の数々

taheiN (筆者) が Steam 版 gogh で獲得している実績の進捗
私の Steam 版 gogh の実績獲得進捗 (記事執筆時点)

gogh は Steam ゲームの例に漏れず、実績がたくさん設定されています。「歴史学者 (日記 100 日)」はそのうちの一つですね。

日記 100 日は悪例としつつも、自然と続けたくなる実績もたくさんあります。例えば「トマトエンペラー (100 時間ポモドーロ タイマーを使った)」「クロノスの化身 (100 時間カウントアップ タイマーを使った)」といったものは王道でしょう。

一番いいなと思ったのは「先駆者の証 (100 回マルチ ルームの最初の参加者になった)」。まだ誰も入室していない他ユーザーのルームに、一番乗りを 100 回繰り返すともらえる実績です。

Steam 版 gogh の先駆者実績を解除しているスクリーンショット
先駆者の実績スクリーンショット

この実績のおかげで、「部屋を開いても誰も来ず、ずっと一人ぼっち;;」となる確率が下げられているように思います。少なくとも私はこの実績を入手するまで、まだ誰もいない部屋にしか入室しないようにしていました。

Steam 版ならタスク キルでタイマーがリセットされない!

iPhone のタスク キルにより、タイトル画面へ戻ってしまったスマホ版 gogh
表示されたら絶望するスマホ版 gogh のタイトル画面

iPhone 版の gogh は、メモリ不足によるタスク キルのリスクと常に隣り合わせです。

どういうことかというと、gogh の起動中に他のアプリを複数あるいは長時間使っていると、gogh が iPhone によって勝手に終了されてしまうのです。

すると、使用中のタイマーはリセットされ、その時間は実績にも反映されない、虚無となります。

私は iPhone ユーザーで、もしかしたら Android では発生しない挙動かもしれませんが、これは大きなストレスです。

一方の Steam 版はそんなことを気にする必要はありません。タイマーを起動したら、思いのままに作業を進められます。やはりスマホと PC では安定感が違いますね。

よくないところ

続いて不満点です。

ルームづくりの操作性がイマイチ (特に Magic Mouse は要注意)

Steam 版 gogh でルームエディット中の画面
ルーム エディット中のスクリーンショット

自由度が高い代償なのか、ルームづくりにおける操作性がイマイチです。

意図していないオブジェクトを動かしてしまったり、そもそも意図した場所への配置が難しかったりします。

公開されているルームたちは、そうした苦労を乗り越えてつくられたものなのです。ありがたくお邪魔させていただきましょう。

ちなみに、ルームづくりと Magic Mouse との相性は最悪です。意図せずスクロールに触れてしまい、あらゆる家具がくーるくる!

gogh に限らず Mac でゲームをたくさん遊ばれる方は、ゲーム用のマウスを別でご用意されることをおすすめします。

普段使いでは気に入っている Magic Mouse ですが、ゲーム用途では話が別。Magic Mouse 自体の長所と短所は、こちらの記事で詳しくレビューしています。

実績 100% コンプがあまりにも遠い

あまりにも解除難度が高すぎる gogh の実績
鬼畜実績のスクリーンショット

モチベーションにつながる実績がある一方、途方もない道のりにうんざりするものもあります。

「歴史学者 (日記 100 日)」はまさにいい例で、毎日忘れずに日記をつけても 3 カ月以上かかってしまう。

「カイロスの化身 (100 時間カウントダウン タイマーを使った)」もなかなかにひどい。

少なくとも私にとって、カウントダウン タイマーを使用する機会や時間は、ポモドーロやカウントアップと比べて圧倒的に少数です。350 時間のプレイ時間に対して、まだ 1 時間分しか使っていません。このペースを維持すると、35,000 時間プレイしないと達成できない計算に。

35,000 時間って、4 年ですよ。しかもゲームの起動時間換算で。さすがに悪ふざけです。実績解除のためにはズルして回すしかありません。

こんな感じで、実績のバランス調整は見直してほしいところが多々ありますね。

Steam を起動できる環境が必要で、使い所は限られる

これはもうどうしようもないですが、Steam を起動できる環境でないと使えないという制約があります。平日は出勤している割合が高い私にとって、スマホ版の出番が多くなることは必然なのです。

よって、Steam 版を使うことができるのは主に休日。

ただ、だからこそ、特別感があってより楽しい側面はありますね。

バッテリー消費が激しく外出先ではつらい

使い所は多いに越したことはないということで、新幹線に乗っているときに、画質設定を最小にして使ってみました。

私の MacBook Pro は 16 インチ。M1 Pro 搭載で、バッテリーの状態も 98% ありますから、電池の持ちのよさは折り紙付きです。

しかし gogh を起動していると、最低設定でもみるみるバッテリーが失われていきました。1 時間経つ頃には 50% 程度の減少を確認。

その日の移動時間は 3 時間以上を予定していましたから、これはちょっと厳しいですね。新幹線なら充電しながら使うこともできますが、わざわざ充電器を取り出したり片付けたりする手間をとってまで使いたいものではありません。

結局、その際はバッテリー消費のおとなしい別ゲーのChill Pulseを使用しました。こちらは私が gogh を購入する前に使用していた、gogh よりもシンプルかつ動作が軽い作業集中ゲームです。

部屋づくりやマルチ プレイはありませんが、MacBook のバッテリーを抑えたい移動中には使いやすく感じました。付け加えると、BGM のセンスはこちらの方が好みです。

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攻略の裏技: 流転の栞でクロダ 42 関連の実績解除を手っ取り早く

DLC の「流転の栞」を適用中
「流転の栞」を適用中

「流転の栞」は、定価 120 円で購入できる DLC です (価格は記事執筆時点)。購入ページでの説明にはこう書かれています。

クロダ42の成長先がランダムに変わる不思議な栞。さまざまなクロダ42に会えるチャンスが拡がります。

「ランダム」と書かれていますが、実際に使ってみるとそうではありませんでした。正しい効果説明は、「まだ出会ったことのないクロダ 42 に成長する」です。

クロダ 42 の成長分岐先の数は途方もなく多く、また分岐条件も複雑で、普通にプレイしていると全てのクロダ 42 に出会うことはまず不可能。

全てのクロダ 42 に成長させることが実績のコンプリートの条件に含まれますから、実績コンプを目指す方には事実上必須の DLC といえます。

Steam 版が向いている人・向いていない人

Steam 版 gogh で作成した最大 12 人用のマルチ ルーム
私がつくったマルチ用のルーム

以上の内容から、どんな人に Steam 版 gogh がおすすめで、またどんな人におすすめでないのかを簡単にまとめておきます。

特に向いているのは、自宅で PC に向かって作業する時間が長い人です。

かわいいアバターや理想の部屋をつくることが好きな人、カフェやコワーキング スペースのように、他の人の気配がある方が集中できる人とは相性抜群。実績や収集要素を目標にすると作業を続けやすい人にもおすすめです。

一方、外出先や移動中を中心に使いたい人には、Steam 版よりスマホ版が向いています。ノート PC のバッテリー消費を抑えたい人や、タイマーと BGM だけを手軽に使いたい人にとっても、Steam 版 gogh は機能を持て余すかもしれません。

また実績を短期間ですべて解除したいコンプリート志向の人は要注意。達成まで数カ月、あるいは数百時間を要する実績もあるため、長期間の拘束は避けられません。

まとめ

Steam 版 gogh は、実績のバランスが著しく悪い点を除いて、作業集中支援ゲームとしては他の追随を許さないほどクオリティの高い作品です。

マイ アバターがかわいさに加え、マルチ ルームや実績など、作業を続けたくなる仕掛けが充実しているのが、この作品の優れたポイント。

お家で作業をたくさんする人には、とてもおすすめできるゲームです。

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