2019 年 12 月に MacBook Air を当時の最小構成で購入。少し気が早いですが、もうすぐ購入から一年間が経とうとしています。
ところで、「Apple 製品を褒めるレビュー記事」は世の中五万とあれど、「Apple 製品を貶すレビュー記事」を見かけることはほとんどありません。
ですので本記事はあえて、MacBook Air を使っていて「使いづらいな」と思うところに絞ってご紹介します。購入検討用に是非。
基本的にはバリバリ満足
最初に結論を述べておくと、MacBook Air はリモートでちょこちょこ作業する分にはこれ以上ない最高のマシンです。購入以来触っていない日がないほど、まーじで気に入ってます。
ただ、ボクには自作 Windows という信頼できる母艦があるので割り切った使い方でもノンストレスに運用ができている部分が大いにあります。
モバイル PC で画像や動画編集などをメイン目的にする方や、動画を複数窓同時に見たいような方が検討される場合は素直に MacBook Pro を買った方がいいと思います。
さて、改めてボクが購入した MacBook Air のスペックはこちら。
CPU | Core i5-8210Y (1.60 GHz – 3.60 GHz / 2 コア / 4 スレッド) |
RAM | 8 GB 2133 MHz LPDDR3 |
グラフィックス | Intel UHD Graphics 617 1536 MB |
ストレージ | SSD 128 GB |
用途はドキュメント作業とごろ寝 PC、たまに画像編集。
ドキュメント系のデータは全て OneDrive に保存しますし、容量の大きい画像データや音楽、動画データは母艦の自作 Windows に放り込むのでストレージも最小構成にしています。
実際に使っていて感動したのは、Windows の最小構成で日常茶飯事な作業中に生ずる一瞬のカクつきがほとんどないこと。
アクティビティモニタ (Windows でいうところのタスクマネージャー) を見てみると、リソースマネジメントが上手であることに気がつきます。
どういうやり繰りをしているのかさっぱり不明ですが、Windows だとすーぐ 100% 近くにまで登ってしまってストレスが溜まる要因になる CPU 使用率、メモリ使用率がずっと一定値を保ったまま。
この安定感があるので、予定していた用途内で使用する分に関して言えばほぼストレスがありません。
では、一体どこに不満点があるのか。順にみていきましょう。
最小構成の MacBook Air を一年間使って感じた不満点 5 つ
1. Photoshop の動作が重い
想像以上に動作が重たいです。
テキストを編集しようとするだけでモッサリすることもあるので本当に緊急時以外は MacBook Air で画像編集作業をすることは滅多にありません。
感覚としては CPU よりメモリが足りてないなーって感じの挙動ですから、メモリを 16 GB に増設すればそれなりにマシになる気がします。
2. Twitter などフロー型 web サイトが重たい
ボクはそういう web サイトにアクセスすることがあまりないので大して気にしていませんが、たまにアクセスすると「もっさりするなー」となります。
これは Windows の低スペックマシンでも経験があり、おそらく CPU のパワー不足によるもの。
Photoshop の件と合わせて、マシンスペックを多用する使い方をされる方は素直に MacBook Pro を購入するか、メモリを 16 GB にアップグレードして誤魔化すなどした方が良さそうです。
3. クラウドストレージを操作するだけでファンがやかましい
OneDrive へのアップロード作業が始まると CPU ファンが一生(`_ゝ´)フォォォォォ ってなります。
また、極めて冷却効率が悪いのか、作業終了から相当時間が経過してはじめて冷却ファンの音が収まります。
以前ボクはモバイル PC としてファンレスの Surface Pro 4 の Core m3 モデルを使っており、また職場では現役で Surface Book 2 を使っていますが、前者はファンレスなのでもちろん音が鳴らないとして、後者もファンの音が気になったことは全くなく、ここはかなーりの不満点です。
ちなみに、Youtube を 1080p で二窓再生しても(`_ゝ´)フォォォォォ
この辺りは CPU 性能の不足によるところが大きいですね。
色々な意味でシングルタスク向けのデバイスであることがお分かりになるかと思います。なお、普通に Word や Excel、PowerPoint を使用する分には全く問題ございません。
4. Youtube を見ながらのドキュメントワークはちょっと重い
できないわけではないけれど、少しもっさりします。
ボクはこのもっさりを許すことができないので、作業中は動画を再生しないようにしています。
結果としてボクにとってはうまくメリハリのある習慣作りにつながっていますが、動画や音楽を聴きながら作業したい人にはスペックが足りていないと言えるでしょう。
5. 【番外編】スピーカーで通話するとメチャハウリングする
これは MacBook Air に限らず、MacBook Pro でも恐らく言えること。MacBook で Discord など Web 通話に参加すると、毎回非難轟々に怒られます。
最近知ったんですが、MacBook は内蔵マイクがスピーカーのすぐ横についているらしい。そりゃあ出力音量を最小にしても音を拾ってしまうわけだわ。
MacBook で通話に参加するときは、おとなしくイヤホンないしヘッドホンを用意するようにしましょう。
まとめ
と、ここまで一年間使用してきて感じた MacBook Air の悪いところを述べてきたわけですが、あくまでこれは一つ型落ちのモデルにおける話に過ぎません (2020 年 10 月 1 日現在)。
実は直近で 2020 年版の最新モデルが手に入る予定なので、最新モデルの場合だとこれら問題点がどうなるのか、後日改めてお伝えできればと思います。
最新モデルは CPU スコアが爆裂に上がっており、またメモリの規格も世代アップしてますから、割と体感できるレベルのスペックアップなんじゃあなかろうかと踏んでいますが果たして。