【悲報】半固体モバイル バッテリー、魅力的な物がない……

エレコムのナトリウム イオン電池は無事に返品が完了いたしまして。 次なるモバイル バッテリー探しの旅に出ています。もちろんエレコム製以外で。

せっかくなら引き続き安全性には重きを置きたいところであり、「半固体リチウム イオン バッテリー」をその対象に据えています。

ところが全然ないんですよね、魅力的な製品。


エレコムがダメな理由は過去記事をご参照ください

目次

筆頭はバッファロー製だった

Picture: バッファロー

まず 1 番に候補に上がったのが、バッファロー (BUFFALO) の「BMPBSA10000BKX」(相変わらず型番がわかりづらい……)。

出力は 30 W で必要十分、サイズも重さも申し分ありません。

その上同社は半固体モバイル バッテリーの仕組みや開発秘話を、自社の特設ページやオウンド メディアで固有記事を公開するなど、情報発信に力を入れています。 内容も分かりやすいので、「購入してもいいかな〜」という気持ちになりました。他社と比べて安全性能テストについて多くの情報を開示しているというのも魅力的。

半固体モバイルバッテリーとは?モバイルバッテリーはなぜ燃える? | バッファロー https://www.buffalo.jp/topics/knowledge/detail/semi-solid-state-battery.html

半固体電池モバイルバッテリーの安全性とは|バッファローが語る開発と検証の裏側 https://www.buffalo.jp/media/semi-solid-battery/

ところが、致命的な欠点が一つ。なんかケーブルが生えているッ!!!

いらないんだよなあ。収納時に邪魔なんだよなあ。デザイン製も劣悪なんだよなあ。

というわけで購入を断念。ケーブルなしのモデル、熱望。ケーブルがなければ即買いしていました。

バッファローの型番がわかりづらい問題はルーターでも一緒

次点の候補はマクセル製

Picture: maxell

バッファローがダメなら、次はマクセル (maxell) の「MPC-CSSB10000」かな。

家電量販店などの実売データを集計する企業の BCN によると、2026 年 3 月 14 日時点における半固体モバイル バッテリーの売り上げランキング TOP 10 のうち、6 製品がマクセル製だったとのこと (ランキング 1 位は CIO が獲得)。

MPC-CSSB10000【PSE適合品】半固体電池採用モバイル充電バッテリー|半固体電池採用|個人のお客様向けサイト – マクセル
https://www.maxell.jp/consumer/mpc-cssb10000.html

26年2月に売れた半固体・準固体電池モバイルバッテリーTOP10、CIOが初めて首位獲得 – BCN+R https://www.bcnretail.com/research/detail/20260314_605813.html

マクセルといえば老舗日本企業であり、安心感があります。比較的早い段階から半固体モバイル バッテリー市場に参戦した開発力のある企業でもあります。デザインもまあ、可もなく不可もなくといったところ。当然、謎ケーブルも生えていません。

しかし気に入らない点が一つだけ。それは出力がわずか最大 15 W であること。iPhone などのスマートフォンを充電する用途であれば大きな問題にはなりませんが、MacBook などの PC を視野に入れると力不足感を否めません。

冒頭で述べたように安全性を大前提としつつも、実用面でも妥協をしたくないなと思いまして、この子も一旦購入を見送ることに。

ちなみに 2026 年 4 月にサンワサプライからも半固体電池「700-BTL062BK」が発売されていますが、こちらも出力が 20 W でマクセルよりも 5 W ほど高いものの、やはり控えめです。

燃えにくい半固体電池を採用したモバイルバッテリーを発売
https://direct.sanwa.co.jp/contents/news/item/700-BTL062BK.html

第三勢力、浜田電機

私は初めてこの会社を知りました。浜田電機という会社もモバイル バッテリーを開発し、取り扱っているらしい (「ハマケンワークス」は同社のブランド名)。

浜田電機はもちろん日本企業です。Luxxio 合同会社 (こちらも日本企業) との共同開発された半固体バッテリー「SSPB (Solid State Power Bank)」は、半固体モバイル バッテリー製品の中で世界初の発売となりました。

SSPB(準固体電池モバイルバッテリー) | HAMAKEN WORKS(ハマケンワークス) https://hamakenworks.jp/user_data/sspb

そのためか同社は「半固体」ではなく、「準固体」と、他社とは異なる表記を用いていることが特徴的です。デザインも悪くありません。

しかし私がモバイル バッテリーに対して重視するのは、先進性よりも安全性です。理由は利用頻度がとっても少ないので、ワクワクを求めていないから。

バッファローのように第三者機関による安全性テストの結果を具体的に開示しているわけでもなく、「よく知らない企業の、安全性情報が薄い製品」をわざわざ選ぶかと言われると、申し訳ないけれど私は No。

CIO の半固体モバイル バッテリーについてもほぼ同様の理由で見送り。CIO は情報開示の姿勢自体は評価できますが、テスト基準が自社策定であること、また過去に自主回収の実績があることから、安全性を最優先する私の基準では選びづらいというのが正直なところ。

半固体系バッテリーセル採用 -次世代モバイルバッテリー
https://connectinternationalone.co.jp/234129-2/

「SMARTCOBY Ex01 SLIM Qi2 & Cable」に関するお詫びと一部製造ロットにおける製品の自主回収実施について | 株式会社CIO(シーアイオー)公式HP 充電器・モバイルバッテリーメーカー https://connectinternationalone.co.jp/cionews/information/smartcoby_ex01/

エレコムは言わずもがな。わかるよね?

実は「全固体」バッテリーがすでに登場している

半固体が激アツと思われている中、実はすでに全固体バッテリーが世の中には存在します。 それが BigBlue「全固体モバイルバッテリー8000 (PF8) 8000mAh」。いかにも『はやそう』なメーカー名ですが、中国を拠点とするグループ会社です。

BigBlue 全固体モバイルバッテリー8000(PF8)8000mAh – Bigblue.jp
https://www.ibigblue.co.jp/products/pf8?utm_source=chatgpt.com

全固体電池と半固体電池ではどちらの方が安全か。当然、可燃性の液体電解質が少ない方が燃えるリスクは軽減されるため、理論上は全固体電池の方がより安全です。

でも、理論上の安全性と、製品としての信頼性は別の話。安全性テスト情報の開示が十分でなければ、結局信頼の担保がありません。一応、同商品は楽天で購入が可能な模様。興味があればどうぞ。私は、買わない。

まともな半固体電池が出るまで、我慢だね

ということで、現時点で満足できる製品はありませんでした。なんと残念なことか。

仕方がないので、今後しばらくは引き続き 10 年物の「cheero Power Plus 2」を使うことにします。モバイル バッテリーなんて普段使わないので「なし生活」も頭をよぎりましたが、それはそれで万が一の事態に対応できなくなるのが怖いですからね。

私が求めているスペックを整理すると、こんな製品です。日本メーカーの皆さん、よろしくお願いします。

  • 日本メーカー製であること (海外メーカーは購入対象外)
  • 半固体 (以上) のリチウム イオン電池を採用
  • 安全性テストの情報が具体的に開示されていること
  • 出力 30 W 以上 (できれば 40 W クラス)。PC への給電にも対応できるレベル
  • ケーブル一体型ではないこと
  • 容量は 10,000 mAh 程度

なお、Anker も半固体モバイル バッテリーを開発中とのことですが、先述のとおり日本メーカーのみが購入対象ですから、販売されたとて私は買いません。

Anker史上最高の安全基準を実現したモバイルバッテリーを順次販売 バッテリーセル・管理システム・素材の各要素で安全性を追求  | アンカー・ジャパン
https://corp.ankerjapan.com/posts/608


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