気が付けば2017年。時間が経つ速度が年々早くなっていくことを実感してしまい、毎年年末からこの時期にかけては特に気分が沈みます。
新年最初の記事はモンスターハンターの記事ではなく、 Windows タブレット買い替えのお話。自分へのお年玉感覚として。
Surface 2 を使用していたころと比べて何がどう変わったか。いいところと悪いところ、それぞれについて触れてまいります。
結論からいうと乗り換えて大正解でした。本記事は早速 Surface Pro 4 からブログを更新しております。
選ばれたのは、m3 モデルでした
買い替えの経緯
このあと説明するけれど、 Surface 2 では仕様上 3DS の画面をキャプチャすることが不可能。そのため現在このブログのメインコンテンツである金冠動画の撮影のためには、メインPCが必須のツールということに。
でも折角最新作 MHX は携帯機でプレイができるのだから、そのメリットを享受したいわけです。ベッドの中で気軽に遊びたいわけです。
「いちいちモンハンを遊ぶためだけに巨大な装置を動かすのは大変面倒くさい、なんとかならないか」と困り果てた結果、買い替えを決意した次第。
Surface Pro 4 は全6種類のモデル展開がされており、上へ行けば Core i7-U6650 に 1TB の容量を誇る SSD を搭載した、タブレットとは思えないモンスター級ノートパソコンのような代物になったりします。
が、今回ボクが購入したのは最も下位に値する Core m3-6Y30 搭載モデル。メインに使用する自作 PC をすでに所持していることもあり、その補てん目的用途で用いるにはこれでも十分すぎる性能。
そして何よりもこのモデルのみファンレス仕様という、この部分に惚れこみました。
自作をしている人間からするとファンレスは浪漫であり憧れのひとつ。消費電力を抑えた Core m シリーズだからこそ実現されたこの構成、割と正直にこれだけのために最下位モデルを選んだ感は否めず。
ちなみに m シリーズなんて聞き馴染みのない CPU はいったい何ぞやというお話ですが、同世代の Core i3 と同等レベルの性能を保ちつつ消費電力を抑えたモデル、的な。そんなイメージで大体あっていると思います。
「Core i3 なんてクソザコナメクジやん」というコメントがありました。ほならね、Surface 2 のスペックと比較してみろって話でしょ。私はそう言いたい。意味不明失礼。
比較した表が以下のもになります。
[table id=8 /]
この数値がどれほどの差を生むのかというと、以下の2つのサイトを参照していただければ一目瞭然。簡単に言えば Surface 2 は次世代の Surface 3 と2倍近い差があり、その Surface 3 くんの雲の上を行くのが Surface Pro 4 m3 モデル。
「Surface 3」の各種ベンチマーク結果が公開される…CPU性能に顕著な進化 – GGSOKU – ガジェット速報
https://ggsoku.com/2015/04/surface-3-benchmark-result/
ASCII.jp:Surface Pro 2にPro 3、Pro 4、Surface 3、Surface Bookまでベンチマーク徹底比較 (2/7)
https://ascii.jp/elem/000/001/123/1123105/index-2.html
つまり、Surface 2 でなんとかなっていた人間は、基本的に誰でも問題なく使える性能であるということ。
現に iPhone 5 から iPhone SE に乗り換えた時と同等か、それ以上の高速化を肌で感じております。
m3 モデルで何をするか
ではこのマシンでボクはいったい何をするのか。大体以下のことに使用していくつもり。括弧内は Surface 2 時代と比較した現時点での評価。
- ベッドの中で3DSのプレイ動画撮影(超快適化)
- 寝る前のブラウジング、動画漁り(一長一短)
- ブログの更新(超快適化)
- Microsoft Officeでちょいちょいした作業(超快適化)
- Minecraft(未プレイ)
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Surface Pro 4 に乗り換えてよかったこと3つ
Windows アプリケーションが使える
なんだかんだで一番大きい要素。なんと Surface Pro 4 ではWindowsアプリケーションを扱えます。
何を言っているか分からないと思うがうんぬんかんぬん。そういうことなのです。
一応説明すると Surface 2 には Windows RT 8.1 という、実は通常の Windows とは少し異なり機能に制限を加えられた OS が搭載されております。その制限の代わりに安価に入手ができたというわけ。
この制限が使い込むほどに厄介で、特に困るのが Windows アプリケーションの利用が不可能ということ。超不便。
結月ゆかりさんを筆頭とする VOICELOID ちゃんに喋らせようなんてことはもちろん、 Google Chrome のようなブラウザをインストールすることすら無理。要するに .exe ファイルが起動できないと考えていただければ大体伝わるはず。
Surface Pro 4 には Windows 10 Professional が搭載されており、上記の問題が一気に解決。これにより3DSの画面を取り込むことも可能になったし、iTunes なんかを入れたりして作業用BGMを流す敷居が低くなったし、琴葉姉妹に喋らせることができるようになったしといいことずくめ。
メインPCと変わらぬ自分好みの環境を構築できます。
処理が高速
先述した通りスペックに雲泥の差があります。
おかげでブラウジング中、リンクを開いたりページバックするだけでもいちいち時間がかかっていたあのストレスが、一気に雲散霧消いたしました。
また、 Surface 2 時代にはスペック不足が原因だったのか、ニコニコ動画を始めとしたウェブサービスに利用されている Flash Player がおかしくなり、再生される音に大量のノイズが乗るバグがたびたび発生しておりました。もちろんそんな現象ともおさらば。
また、件のバグが発動すると Internet Explore 初期化がされてしまい、一々復元作業を要していたりしたのですけれど、それらも当然なくなりました。
うーん、心地よい。
Office も固まらない
Wordでやや長めの文章を書き綴ったり、Excel ですこし多めのデータを取り扱ったり、PowerPointでちょっとでも凝ったプレゼン資料を作ろうものならすーぐフリーズしてしまうあのイライラ。なくなりました。
Pro 4 には標準で Office 2016 が搭載されているため、 Surface 2 に慣れていれば慣れているほどはじめは UI の違いに若干の戸惑いを覚えるかもしれませんが、そう大した差異でもないため特に問題にならないはず。
画面がでかい
液晶ディスプレイのアスペクト比が標準的な 16:9 だった Surface 2 に対し、 Pro 4 は 3:2 に。縦幅が広がっているため表示可能エリアが広がり、作業効率が大きく向上します。
処理速度の向上との相乗効果でその恩恵は計り知れない。かもしれない。
尚、スペック上では画面解像度も向上しているものの、あまり解像度を高くしすぎるとタブレット端末の画面サイズではどうしても表示がつぶれてしまうため、ボクは設定で Surface 2 と同様の解像度表示にしてあります。
気にならない人や目がいい人はここもフルで活用できるかもしれず、速さ・大きさ・繊細さの3要素がそなわり最強に見えるナイトが完成するかもしれない。しないかもしれない。
とはいえ後述するものの、サイズが大きくなった分片手で支えることが困難となり、寝タブとして運用するのは若干難しくなってしまいました。この点はご注意あれ。
使いづらいところ2つ
タブレットモードがイマイチ
Windows 8.1 と Windows 10 の根本的違いなのか、Pro 4 環境では UI が基本こじんまりとしており、指での操作が難しい。
また、せっかく画面を指紋だらけにしないための救世主、Surface Pen が付属しているものの、これを用いた操作はマウスと同様の挙動をとります。
つまり指での操作のようなスワイプができないため、例えば Surface Pen でウェブページをスクロールしようとすると右端のスクロールバーを操作せざるを得ない。
実際に操作してみるとこれじゃない感の津波に襲われます。
先述したサイズアップの関係もあり、Surface 2 と比較した場合、寝タブとしての快適度は処理速度の高速化を踏まえても一長一短かもしれない。
Surface Pro 4 Type Cover が使いづらい
タイプカバー2の打感も好きでしたが、Pro 4 モデルの打感は更に良くなっているように感じます。まだ使用を始めて数日であるにも関わらず、現時点でタイピング速度がタイプカバー2のそれを上回っていることがその証明になりましょう。
では何が使いづらいのか。ずばりトラックパッド、この部分。
タイプカバー2ではフェルト素材の延長でトラックパッドが形成されていたものが、今回はプラスチックに置き換わっております。摩擦が減り、操作感が向上して万々歳。
ところが問題はクリック操作。
クリックするためにトラックパッドの下部を押しこむとその部分が凹むようになりました。確かにクリック感こそ向上しているものの、この反応感度がよろしくない。
押し込むとカチッと音がして気分としては確実にクリックできているという錯覚に見舞われます。けれども実際はそうではなく、クリック判定が出ていない現象がたびたび発生。
おかげでドラッグしたかったのにただカーソルが動いただけ、という事件が頻発しております。
ただ力を入れて奥まで押し込めば反応するわけではなく、位置なのか力加減なのか、よくわからないコツが必要っぽい。面倒くさい。
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既に Pro 4 は生産終了しているらしい(まとめ)
不満に感じる点がないわけではないけれど、概ね期待通りか、寧ろそれ以上の活躍をすでにしてくれています。
今回ボクは家電量販店店頭で購入したのだけれど、その際店員さんが気になる言葉を発しておりました。
「すでに生産が終了しているモデルなので云々……」
ボクがちらりと探した限り、現時点でインターネット上にそのような情報は見受けられないのだけれど、そうらしい。
たしかに次世代機である Surface Pro 5 に関する情報が出回り始めていたりするので(下記リンク参照 英語注意)それなりに信憑性のあるお話のようにも思えます。
Microsoft expected to launch Surface Pro 5 in early
https://t.co/zPrxaK7DJc
もしかするとファンレス Surface はこのモデルで終息するかもしれず。
コンピュータやガジェットは欲しいと思ったその時が買い時。気になる人は早めのお求めを。
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