NAS は HDD でも超速い! クラウドストレージいらないわ。

はやい。導入しよう

いわゆる普通の 1GbE の回線かつ HDD 搭載の NAS でも、OneDrive よりも断然快適に運用できることがわかりました。OneDrive と比べてとにかくスピードが速いんです。

具体的にどれほど速いのか、OneDrive とファイルの転送速度比較をしてみたのが今回の記事です。

OneDrive をはじめとするクラウドストレージから NAS への移行を検討されている方、ご参考にどうぞ。

目次

ボクの NAS 環境と速度検証環境について

ボクの NAS 構成は次の通り。

  • NAS 本体: Synology DS220+
  • HDD: Seagate IronWolf 2 TB x 1 本
  • バックアップ用外付け HDD: BUFFALO HDD 3 TB (USB 接続)

ネットワーク環境は前述の通り 1 GbE。主に M1 MacBook Air から無線 LAN 経由で接続して使用しています。

なお、今回の速度検証には Mac ではなく、有線 LAN 接続の Windows を使用しました。Mac でファイル転送速度を測る術がなかったため。すみません。また、有線 LAN 接続にしているのは無線 LAN に対応した Windows を所持していないためです。

検証に使用した Windows のスペックは次の通り。

  • CPU: Ryzen 7 3800X
  • SSD 1: Crucial 製 1 TB SSD (SATA 3 接続)
  • SSD 2: PLEXTOR 製 256 GB SSD (SATA 3 接続)
  • HDD: 日立製 1 TB HDD (SATA 3 接続)
  • ネットワーク: 有線 LAN 1 GbE (プロバイダ: 楽天ひかり、集合住宅プラン)
10 年以上使い続けている日立製 HDD の状態。めっちゃ長生きだと思いませんか?
検証時の回線速度

念の為の補足ですが、NAS へのアクセス体感速度に有線 LAN の Windows と無線 LAN の M1 MacBook Air で大差はありません。ぶっちゃけ全くわからないレベル。

有線の方が優れた結果が出ることは間違い無いでしょうが、実運用にあたっては誤差の範囲として認識いただける範囲だと思います。

速度比較検証: NAS vs クラウドストレージ vs ローカル

今回は速度比較用として、当ブログのデータが詰まったフォルダを速度比較に用いました。

合計で 1,230 ファイル含まれる約 1.5 GB あるこのフォルダを、次のパターンごとにファイル転送にかかる時間を検証します。

  1. NAS(ダウンロード) → Local (SSD 1)
  2. Local (SSD 1) → Local (SSD 2)
  3. Local (SSD 1) → Local (HDD)
  4. Local (HDD) → Local (SSD 1)
  5. Local (SSD 1) → NAS (アップロード)
  6. Local (SSD 1) → OneDrive (アップロード)
  7. OneDrive (ダウンロード) → Local (SSD 1)

時間のブレを考慮して、それぞれのパターンで 3 回ずつフォルダを転送しました。

それでは順に結果を見ていきましょう。

なお、OneDrive のテストだけはテスト用フォルダを zip 化したファイルで転送を行いました。フォルダ単位ではアホほど時間がかかってしまい、日が暮れかねない勢いでしたので……。zip ファイルでもとんでもない時間がかかっているので、結果を楽しみにご覧ください。

1. NAS (ダウンロード) → Local (SSD 1)

平均タイム 55. 34 秒

  1. 54.57 秒
  2. 56.37 秒
  3. 55.07 秒

2. Local (SSD 1) → Local (SSD 2)

平均タイム 14.84 秒

  1. 14.92 秒
  2. 14.73 秒
  3. 14.87 秒

3. Local (SSD 1) → Local (HDD)

平均タイム 27.13 秒

  1. 32.13 秒
  2. 23.53 秒
  3. 25.72 秒

4. Local (HDD) → Local (SSD 1)

平均タイム 15.19 秒

  1. 14.84 秒
  2. 15.30 秒
  3. 15.43 秒

5. Local (SSD 1) → NAS (アップロード)

平均タイム 37.44

  1. 37.80 秒
  2. 37.27 秒
  3. 37.26 秒

6. Local (SSD 1) → OneDrive (アップロード)

平均タイム 10 分 51 秒 (Zip ファイル転送、アップロード失敗多発)

  1. 09:56.16
  2. 11:27.17
  3. 11:08.58

7. OneDrive (ダウンロード) → Local (SSD 1)

平均タイム 2 分 18 秒 (Zip ファイル転送、ダウンロード失敗多発)

  1. 2:24.68
  2. 2:29.35
  3. 1:59.84

1GbE NAS は SATA 接続の HDD よりも遅いが全然作業できるレベル

検証結果をまとめるとこんな感じ。

OneDrive が遅すぎてノイズになってしまっているので除外しましょう。

NAS とのやりとりには、Local ストレージより 2〜3 倍の時間が必要になる感じですね。

とはいえ OneDrive と比べるととんでもなく爆速。NAS 上で写真編集くらいなら全く引っかかりや違和感なくこなすことができています。

ボクは写真閲覧も NAS 上でやっています。流石にローカルと比べるとワンテンポ遅れますが、まあ全然許容範囲って感じです。

ローカルで完結したらいかんのか? その方が速いんやろ?

NAS を導入してローカルストレージに頼る必要がなくことによる恩恵は計り知れません。

  • PC 購入時にストレージをかなり妥協できるので、節約できる
  • USB ストレージを接続する必要がないので、気軽に、常にバックアップを取ることができる
  • 必要に応じて簡単に NAS のストレージを拡張できる

などなど。

これらのメリットはクラウドストレージでも享受できますが問題は金額。長期的な目線で見ると、NAS の方がクラウドストレージよりもコストが安く済みます。

クラウドストレージと比較した NAS の唯一の弱点は、自宅に置く必要があることでしょう。

大震災などの自然災害によって家が倒壊してしまうと、いくら NAS でバックアップを取っていても家ごとおじゃんになりかねません。その点クラウドストレージは世界各地にサーバーが分散されているので、局地的な自然災害はものともしません。

自然災害によるリスクのみはどうしても NAS が避けて通れない道。

このリスクさえ許容できるなら、NAS の導入は全世界全人類におすすめしたい最高のデバイスです。

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