いいカメラが欲しくなるお年頃。
ガジェットオタクのくせに実はカメラを持っていない taheN さん。
写真を撮る習慣は現状ないものの、最近歳のせいか物忘れが激しくなってきていて、ボクの脳みその代わりに記憶を維持してもらうためのツールとしてカメラの購入を画策中。
撮りたいものは「購入したガジェットなど自宅のアイテム (物撮り)」「おでかけや帰省時の様子 (風景)」とざっくりこの 2 つ。
如何せんカメラについての知識が皆無でして、正直よくわからないながら周りにおすすめを聞いたり、自分で調べたりしながら購入候補としてピックアップしたのが次の 3 機種。
- 富士フィルム | X-S10
- Sony | α6500
- Sony | α7C
富士フィルム 1 機種、Sony 2 機種というラインナップです。ちなみに富士フィルムと Sony などメーカーの違いで悩むということは、カレーライスかハヤシライスどちらを選ぶかと同じほど深く全く別物で悩んでいるのと同義らしい。同じカメラなのにね。
それでは一機種ずつ、それぞれの魅力を見ていきましょう。間違っているところやそれ以上の魅力などがあったら教えてください。
富士フィルム | X-S10
唯一富士フィルムからのエントリーとなった「X-S10」。同社のフラッグシップ機に匹敵する性能を持ちながら軽さと価格を両立している、2020 年 11 月に発売された最新のカメラです。
初心者目線から見る富士フィルム製カメラの魅力はなんといっても撮って出し、すなわちシャッターを押した時点でカメラに保存される撮影データの色味の良さ。プロカメラマンや写真マニアの人たちはカメラで写真を撮ってそれで終わりではなく、Adobe Lightroom などの画像補正ソフトを使って色味やノイズを調整し、初めて 1 枚の写真 = 作品を完成させます。1 枚の写真にかける情熱と時間が違うのです。
今はスマートフォンの画像補正アプリが普及しているのでこの文化も一般に浸透してきつつあるようですが、ボクは現状正直写真の色補正をどうすれば綺麗になるのか全くわからないし、そこまで極めるつもりもないなあ……というのが正直なところだったりします。
富士フィルム製のカメラは「カメラで撮った時点ですでに綺麗!」を実現してくれています。画像補正が必要ないのです。ボクの場合、カメラを購入する目的は作品を仕上げることではなく写真で記録を残すことにありますから、数さえ撮っておけばとりあえず間違いないであろう富士フィルム製カメラの相性はいいのではないかなと感じています。
ただ、カメラ本体の見た目があまり好きではありません。
Sony | α6500
Sony 製からのエントリー No.1。あえてα6600にしていない理由は価格の安さ。中古になってしまいますが 10 万円を切る圧倒的な安さがウリ。それでいて性能もそこそこみたい。
前述の通りこれまでボクは写真を撮る習慣がそもそもなかったので、いいカメラを買ったところで全く使わず、たんすの肥やしとなりカビを生やしてしまうという最悪の未来を想像できなくもありません。
いわゆる入門機という立ち位置として購入するにはおあつらえ向きなのかなあと感じている次第です。
見た目も割と好き。
Sony | α7C
Sony からのエントリー No.2。今回ピックアップしている機種の中で唯一フルサイズのレンズを有する機種です。
前出の 2 機種は APS-C というサイズのレンズが搭載されており、α7C のフルサイズよりも一回り小さいレンズになっています。レンズのサイズが大きければ大きいほど画質やボケなど写真のクオリティが上がりやすくなるメリットがある一方、カメラやレンズの重量が上がり価格も高価になるというデメリットもあります。
価格の面はどうしようもないとして、この α7C 最大の特徴はフルサイズでありながら前出 2 機種とサイズや重さがほとんど変わらないほどのコンパクトさを実現しているという点。街中でカメラを構えるのはスマートフォンですらちょっと抵抗があるボクにとって、小さいことはとても大きな魅力になります。
またフルサイズに魅力を感じているもう一つの点が ASP-C 機種と比べて夜景を綺麗に撮りやすいということ。レンズサイズが大きいほど一定時間内にカメラが吸収できる光の量が増えるので、暗い夜であっても比較的明るく、ノイズの少ない写真を撮ることができるメリットを享受することができます。
でもレンズと合わせて 25 万円近くするんですよね。せっかく 2020 年は節約して過ごしてきたというのに、新年一発目からそんなに散財するかねという引っ掛かりがあることは否めません。
一方で、折角買うなら一番いいものを揃えたいというハイエンド思考を持ち合わせていたりするので、そのあたりの葛藤からとても悩んでいます。
通販じゃ買えんわこんなもの
「購入前に店頭で試せるだけ試した方がいい」というのが先人の教え。富士フィルムの撮って出しがいいというのも、実際に撮って出しの写真を自分で見たわけではありませんから、ボクが気にいるかどうかわからないわけです。
いくら通販が便利になったとはいえ、やはり実際に試してみないと結論は出せませんね。ヘッドホンや枕などと一緒。
新年が落ち着いたタイミングでお試ししてきたいと思います。