【レビュー】超高級 iPhone 14 Pro 用ガラスフィルム「Belkin UltraGlassスクリーンプロテクター」を買ってみた【6,800 円】

目次

「Belkin UltraGlassスクリーンプロテクター」とは

「Belkin UltraGlass スクリーンプロテクター」とは、この世に存在する最も高価な iPhone 14 Pro 用ガラスフィルムの一つです。

このフィルムを手がけるメーカーは Belkin。

Belkin は Apple が公式に認める Apple 製品の周辺機器を生産、販売するアメリカのメーカー。Belkin の商品は Apple Store でも取り扱われています。

「Belkin UltraGlassスクリーンプロテクター」は、そんな Belkin が作ったガラスフィルムです。

きっと日本が誇る Elecom や激安中華ガラスフィルムとなんか、比べ物にならないほどハイクオリティなんでしょう!

なんたって、6,800 円ですから!! 高すぎるだろ!!!

「Belkin UltraGlassスクリーンプロテクター」注文画面
6,800 円です。繰り返します、6,800 円です。

ちなみに比較的利用者の多い NIMASO 製のガラスフィルムは、記事執筆時点で 1,199 円でした。うん、お値段 5 倍以上。

果たして金額 5 倍の価値は本当にあるのか。というわけで、今回はこのクソ高ガラスフィルムくんをレビューしていきます。

そもそもなぜ、こんなクソ高いフィルムを買ってしまったのか。

それは 2022 年 9 月 9 日。iPhone 14 Pro の予約が開始された日のこと。

無事に予約争奪戦に勝ったボクは、どうしても 9 月 16 日のお届け日当日に iPhone 14 Pro を堪能したいと思っていました。

iPhone を気兼ねなく堪能するために必要なものとは何か? そう、ガラスフィルムです。

iPhone にガラスフィルムを貼らずに操作するなんて、傷つくのが怖すぎてとてもじゃないけどできません。

確かにボクは iPhone 裸派ですし、iPad にも MacBook にも画面にフィルムは貼りません。

でも、iPhone のディスプレイだけは全く別です。だって触れる頻度が大違いで、最も傷つきやすい場所ですからね。そりゃあフィルムでガードしなければなりません。

ということで争奪戦の直後、ボクはフィルムをポチるために各種 EC サイトを回りました。そして、ここで問題に直面しました。

iPhone 14 Pro の発売日当日に、フィルムを届けてくれるショップが全くなかったのです。

このときすでに Amazon では iPhone 14 Pro 用のガラスフィルムの品揃えがありました。しかし、お届け予定日は iPhone 14 Pro 発売日から 1〜2 日後という悪夢。

「これはいかん、iPhone 14 Pro を即日に堪能できん!」

ということで、当時 iPhone 14 Pro と同日にガラスフィルムを届けてくれる唯一の選択肢を頼ることにしました。

その唯一の選択肢こそ、Apple Store で鎮座していた「Belkin UltraGlassスクリーンプロテクター」をポチるというものだったのです。これが、この超高級ガラスフィルムを買ってしまった理由。

普段ならこんな高いフィルム、絶対に買いません。

Belkin UltraGlassスクリーンプロテクターをレビュー

Photo: Apple Store

お待たせしました。レビューを開始します。

まず前提知識として、「Belkin UltraGlassスクリーンプロテクター」がいかに優れた製品であるかをお伝えしましょう。Apple Store の説明欄から引用します。

概要

ドイツで開発された技術を組み込んだBelkin UltraGlassは、iPhoneのスクリーン保護を次のレベルに引き上げます。ダブルイオン交換プロセスで化学的に強化して、卓越した耐衝撃性能を持たせました。強化ガラスのプロテクターと比べて最大2倍の強度があります。

強化ガラスと比べて最大2倍の強度

今までなかったガラス。リチウムアルミノケイ酸塩(LAS)ガラスにより強度と柔軟性が向上。傷に対する耐久性は最高レベルです。LASのフィルムは、従来のアルミノケイ酸ガラスや強化ガラスと比べて2倍の高さからの落下に耐えます。

ダブルイオン交換プロセスで強化

精密に開発されたダブルイオン交換プロセスを使って化学的に強化。衝撃と傷からiPhoneを守ります。

タッチスクリーン上の操作がなめらかに

インテリジェントなガラス組成により、タッチ感度の精度を高めました。まるでiPhoneのスクリーンを直接操作しているように反応します。すべてのタッチが正確に届き、あらゆることをなめらかに操作できます。iPhoneを保護する層の耐久性は抜群。でも0.29mmと驚くほど薄いので、その存在を感じさせません。

製品のポイント

強化ガラスのプロテクターと比べて最大2倍の強度

ダブルイオン交換プロセスで強化 タッチスクリーン上の操作がなめらかに

スタッフによるプロテクターの装着を希望される場合は、お近くのApple Storeでスクリーンプロテクションアプリケーターに対応するBelkin UltraGlassスクリーンプロテクター(直営店のApple Storeでのみ販売)を購入してください*。

自宅で正確に装着するためのEasyAlignトレイを同梱

https://www.apple.com/jp/shop/product/HQ5Z2ZM/A/belkin-ultraglassスクリーンプロテクター-for-iphone-14-pro

文章から圧倒的パワーを感じます。これは使い勝手が抜群に違うこと間違いなしですね。

————。

……ボクが実際に使った感想をお伝えすると、「安物との違いがわからない」です。

「Belkin UltraGlassスクリーンプロテクター」が優れていると体感できた 3 つのポイント

Belkin UltraGlassスクリーンプロテクターを装着した iPhone 14 Pro
Belkin UltraGlassスクリーンプロテクターを装着した iPhone 14 Pro

ボクが「Belkin UltraGlassスクリーンプロテクター」に「ええやん」と感じたポイントは次のとおりです。

  1. フィルムのサイズが iPhone の実ディスプレイサイズよりもひと回り大きい
  2. 0.29 mm と薄いので、操作性に違和感がない
  3. 「自宅で正確に装着するための EasyAlign トレイ」がめちゃくちゃ使いやすい

1. フィルムのサイズが iPhone の実ディスプレイサイズよりもひと回り大きい

安物ガラスフィルムあるあるの、「ディスプレイサイズぴったりサイズ」or「ひと回り小さいサイズ」ではなく、むしろ「ディスプレイよりひと回り大きいサイズ」であることに、高級品ゆえの優位性を感じました。

ディスプレイサイズよりも大きいということは、その分より広い範囲で iPhone の表面を防御できるということ。

iPhone 14 Pro は 13 シリーズと比べてもベゼル (ディスプレイ周辺の黒い縁) が狭くなっています。

そんなベゼル激狭画面よりもフィルムがさらに大きいということはすなわち、ほぼディスプレイ全面を保護してくれていると言っても過言ではありません。

この点には安心感を覚えましした。

2. 0.29 mm と薄いので、操作性に違和感がない

Belkin UltraGlassスクリーンプロテクターの厚み
ほぼ真横から見てもあまり気にならない 0.29 mm の薄さ

「Belkin UltraGlassスクリーンプロテクター」は 0.29 mm とそこそこ薄めな仕様なので、iPhone の必須操作の一つである「画面左右からのスワイプ」が比較的やりやすいです。

これは (1) の「フィルムのサイズが iPhone のディスプレイよりもひと回り大きい」と相乗効果になっている説はありますね。

フィルムの薄さと操作可能領域 (ディスプレイサイズ) よりも広いことが相まって、ほぼフィルムによる段差の干渉を受けずに画面端からのスワイプを行うことが可能です。

フィルムを貼ると必ず左右スワイプ操作に悪影響があると思い込んでいたボクにとって、これは新しい気づきでした。

3. 「自宅で正確に装着するための EasyAlign トレイ」がめちゃくちゃ使いやすい

正直ボクはこの「EasyAlignトレイ」に 6,800 円の価値を最も強く感じました。

「EasyAlignトレイ」とは、ガラスフィルムの貼り付け位置がずれないようにサポートしてくれる機能のこと。

最近は 1,000 円フィルムにも何かしらのサポーターがついていることがほとんどですが、この「EasyAlignトレイ」は次元が違いました。

マジで貼りやすいです。実際ズレなく、気泡もなく、過去一綺麗に貼ることができました。

仕組みは単純で、サポーターに iPhone をはめ込んで、シートを引っ張りながら重ねるだけ。

「EasyAlignトレイ」の使い方 1
iPhone 14 Pro にぴったりサイズの「EasyAlignトレイ」にはめ込んで
「EasyAlignトレイ」の使い方 2
フィルムを上から引っ張りながら重ねるだけ。Easy すぎます。
公式の「EasyAlignトレイ」マニュアル動画

素晴らしいシステムなのですが、なんといっても iPhone の厚み分のサポーターを用意しなければならないのが、コスト面でだいぶネックなのだと考えられます。

6,800 円という価格は、きっとこの厚み分の輸送コストが跳ね返ってきた結果なのでしょう。そういう意味では 1,000 円フィルムには今後もマネが難しい仕組みなのかもしれません。

まあ、このシステムの価値が 6,800 円で適正価格か問題はありますね。正直高い。

「Belkin UltraGlassスクリーンプロテクター」が優れていると体感できなかったポイント

製品概要で自信満々に書かれている以下のセールスポイントは、残念ながらボクには体感することができませんでした。

  1. 強化ガラスのプロテクターと比べて最大2倍の強度
  2. ダブルイオン交換プロセスで強化
  3. タッチスクリーン上の操作がなめらかに

1. 強化ガラスのプロテクターと比べて最大2倍の強度

これは正直、もっと長い時間使ってみないとわからないというのが正しい表現です。

ボクは滅多に iPhone を落とすことがありません。ですからボクが原因で画面が割れることなんてまずあり得ないんです。

そんなボクでも iPhone のガラスフィルムを割ったことは何度かあります。

マジモンの安物ガラスフィルムって、落としたり衝撃を加えなくても時間が経つと劣化します。徐々にポロポロと崩れ始め、最終的には勝手に割れてしまうんです。

iPhone 8 Plus に安物フィルムを使っていた時、いつの間にかガラスフィルムが割れていたことがあって、当時めちゃくちゃびっくりしました。

6,800 円もする「Belkin UltraGlassスクリーンプロテクター」では流石にそんなことにはならないと思いますが、もうしばらく使い込んでみないと本当のことは分かりませんからね。

2. ダブルイオン交換プロセスで強化

ガラスフィルムはポケットに入れた鍵と擦れて傷がつきがち。

これが「ダブルイオン交換プロセスで強化」されたフィルムでどこまで防げるのかも、もっと長い時間使ってみないとわからないポイントです。

ちなみに使用開始からおおよそ 3 週間経過時点では、まだ小さな擦り傷も確認できません。

やはり謳い文句通りそれなりに傷耐性が高いのかもしれませんね。

3. タッチスクリーン上の操作がなめらかに

これについてはわざわざ長期間検証しなくてもすぐに判断がつきます。

全く違いがわかりません。

iPhone で音ゲーなどされる方にはもしかしたら違いがわかるのかもしれませんが、生憎ボクが iPhone 画面を操作するのは Web ブラウジングするときかタイピングするとき。

精密な操作を要求されることはほぼありません。

残念ながら、この点に関しては本当に安物との違いが分かりませんでした。

実は Amazon だと半額以下で買える

ここまで散々 6,800 円と擦り散らしてきましたが、実は Amazon だと半額以下の 3,200 円程度で買えてしまいます (記事執筆当時)。

「Belkin UltraGlassスクリーンプロテクター」に 6,800 円の価値は絶対にありませんが、3,200 円くらいの価値はあると思います。

ディスプレイサイズよりもフィルムが大きいので見た目がいい。そして何よりつけやすい。これらのメリットだけでも安物フィルムでもたらされる体験や安心感を凌駕していると感じます。

特にボクは、前述の通り安物フィルムの不良品っぷりに泣かされた経験があるので、フィルムには一定以上の品質を求めたい派。

そんなニーズにドンピシャで答えてくれるのが、Amazon で買う「Belkin UltraGlassスクリーンプロテクター」ではないでしょうか。

繰り返しますが、6,800 円の価値はないです。

もし買うなら Amazon や楽天など、一般的な EC ショップでの購入がおすすめです。Apple Store で買うべきではありません。

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